全力中年の増田です。
音楽にはまったく疎く、自分でお金を出して買ったのは、小1か小2の時の、『黒ネコのタンゴ』(皆川おさむ・1970年の年間第1位)のレコードだけ。なのでカラオケも、いわゆる80年代のヒット曲しか歌えません。
まして洋楽(言い方が古いですね)なんて、大学時代に週末の深夜、寮の食堂に置いてあった14インチのカラーTVに映っていたMTVを、観るともなく観ていた程度。
あ〜、そういえば高校時代には、ビートルズも知らなくて、友人から驚きの表情で見られたこともありました(苦笑)
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そんな音楽経験しかないのですが、『THIS IS IT』、観ました。
マイケル・ジャクソンも、スリラーとビート・イットくらいしか知らず、『THIS IS IT』も、実は、さほど興味はありませんでした。
きっかけは、とある有料のビジネス系メルマガです。いつもは硬いテーマで、読むのも大変(読まずに放置していることもしばしば)なのですが、先日、「書かずにいられません」と、『THIS IS IT』の感想が連綿と綴られた号が届きました。
そのメルマガの著者も、マイケル・ジャクソンにそれほど興味はなく、娘さんに勧められて、とのことでした。知らなかったから、余計に感動した、ということもあるのでしょうね。
私も、何度か涙がこぼれそうになりました。
歌に感動して、というよりも、スタッフへの明確なビジョンの提示、スタッフをモチベートするときの接し方、話し方、そしてプロフェッショナルとしての細部へのこだわり……。
キング・オブ・ポップスと呼ばれるマイケル・ジャクソンは、天才的な歌い手であるだけでなく、偉大なビジョナリストであり、リーダーでした。
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「キューは、僕が出す」。
『THIS IS IT』の中で、何度か出てきた台詞です。ステージを完璧にコントロールしようという強力な意思、大勢のスタッフを導く力、それでいて決して独善的ではなく、周囲への感謝の言葉として、常に「I LOVE YOU.」と語りかける。
ギターソロのリハーサルで、マイケルは言います。
「もっと高い音を出して。もっと。ここは君の見せ場だ。君が輝く場所だ。大丈夫、僕がついている」。
サザンオールスターズの桑田佳祐氏も、観客の方ではなく、バンドの方を向いたとき(後ろを振り返り、仲間の方を見たとき)に、一番いい顔をしていると、聞いたことがあります。
「未体験の世界に観客を連れて行こう」。
マイケルは、リハーサルの最後にスタッフに語りかけます。でも、未体験の世界に、観客より先に連れて行ってもらったのは、マイケルと一緒に仕事をしたスタッフたちです。
私も、そうありたい。お客様はもちろんのこと、スタッフたちを常に新しい、未体験の世界に連れて行けるチカラを持ちたい。そんなことを感じた111分でした。
奇しくも上映は今日(11月27日)まで。ご覧にならなかった方は、ブルーレイなどパッケージが発売されたらぜひ!
そう、マイケルも言っていました。「全力でやろう」と。


