全力中年

「前へ」

あけまして、おめでとうございます! 全力中年の増田です。
新年の挨拶をさせていただくには、ちょっと遅くなってしまいました。

正月の新聞やテレビには、各社の決意表明的な広告が見られました。例えば、元旦の新聞にはパナソニック、トヨタ自動車、日立、花王など、日本を代表する企業が、イメージイラストやイメージ写真とともにコンセプチュアルなコピーを載せていました。

テレビCMにも、いくつかイメージ広告的なものが見られましたが、その中に、個人的に心を惹かれた広告がありました……。


◎その前に、余談1
元日の新聞広告と言えば、かつては見開き30段のカラー広告がいくつも載っていた印象がありますが、今年は朝日新聞本紙では1社だけでしたね。


◎余談2
トヨタの新聞広告には、こども店長はもちろん(笑)、「プリウス」、新型ハイブリッドセダンの「SAI」のほか、「プリウス プラグインハイブリッド」、電気自動車、燃料電池車が載っていましたが、一番大きく載っていたのは「FT-86コンセプト」。

F1からは撤退しましたが、絶好調のハイブリッドだけでなく、自動車メーカーとして“走り”もアピールしたい、しかもクルマ離れと言われている若い層に“走り”をアピールしたいという思いが込められているように読み取れました。

そして、「初めて買った車がAE86」だった世代の多くが、その後、マークII、クラウンとトヨタ車を乗り継いでいったように、FT-86から始まる“新たな王道”を作り出そうとしているような…。


◎さらに、余談3
同じく元日の新聞広告には、トヨタホームの広告もありました。そこには、家の屋根に設置された太陽光パネルで作り出した電力で、「プリウス プラグインハイブリッド」を充電しているイラストが。

プラグインハイブリッドや電気自動車の普及とともに、家の付帯設備として「充電プラグ」が当たり前になる日は、そう遠くなさそうです。

ちなみに、太陽光パネルで発電した電力をプラグインハイブリッドや電気自動車のバッテリーに貯め、必要に応じて、逆にその電力を電力会社に売る「スマートグリッド」という仕組みがあります。

電気自動車を交通システムだけでなく、広く社会インフラ(この場合は、電力インフラ)の要素として捉え直すと、単にガソリンエンジンで走る自動車の“置き換え”に留まらないイノベーションが生まれそうです。
ワクワクしますね。

余談がかなり長くなってしまいましたが、正月に見た広告で、私が一番印象的だったのは、雑誌「Oggi」のテレビCMでした。

2人のモデルが軽やかに歩くシーンに、「前へ」というナレーションが重なるだけのシンプルなCM。

実は、正月向けに作ったCMではなく、既に2008年の夏からオンエアされていたそうですが、この今のタイミングで「前へ」と謳うこのCMをオンエアするのは、“絶妙”と感じました。


立ち止まって考えることも重要ですが、その間も時間や状況は、私たちの意志とは無関係に経過しています。立ち止まっているつもりでも、「前へ」進んでいるのです。

つまり、意識しようとしまいと、私たちには「前へ」進むしか選択肢がありません――選択肢がない、というのはネガティブな印象がありますね。「常に前へ進んでいることを意識して、考え、行動しよう」というべきでしょうか。

「前へ」進みましょう。「前へ、前へ」

2010年、全力中年は、全力で前へ進んで行きます!

ちなみに、「前へ」という言葉からは、80年代に大学生活を送った一人としては、明治大学のラグビーを思い浮かべます。重量FWがシンプルに前へ、前へ。一方、早稲田のラグビーは「展開・接近・連続」。華麗で、緻密なオープン攻撃が見る人を魅了しました。

そして、同志社のラグビーは「自由」。高い個人能力を備えたメンバーが、緩やかなコンセンサスのもと、各局面で最適な選択を積み重ね、勝利をめざす――。
インフォバーンという組織の在り方も、全力で考え、カタチづくっていきます。

取締役制作部長 増田隆幸

1964年生まれ。
1986年3月、同志社大学法学部卒業。
同年4月、広告制作会社に入社。
コピーライター・ディレクターとして広報誌、SPツールなどの企画・制作に携わる。
2004年1月、株式会社インフォバーン入社。
2005年、ソリューションビジネスカンパニー長に就任。
2006年、メディアソリューション部門長に就任、現在に至る。

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