こんにちわ。全力中年の増田です。
日本のモノづくりの強さは、「擦り合わせ」にある、と言われます。さまざまな部品をオリジナルで開発し、それぞれを微妙に調整しながら製品にまとめ上げて行く。
例えば、自動車がその代表例。1台の自動車を作るためには何万もの部品が使われますが、車の完成度を上げるために、個々の部品の開発段階から、隣接する部品との連携を重視し、ときにはある部品の開発担当者が、他の部品の開発現場に参加して早い段階から調整、すわなち「擦り合わせ」を行います。
一方、その対極にあるのがパソコン。メーカーは、世界中の部品メーカーから部品を調達し、それらを組み合わせれば製品を作ることができます。CPU、マザーボード、HDD、電源、ケース…。必要なものを購入すれば、自分でも作ることができますね。こちらは「擦り合わせ型」に対して、「組み合わせ型」と呼ばれます。
参考「能力開発競争」藤本隆宏著(中公新書)
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さて、では我々の仕事は、どちらのモデルでしょうか? 擦り合わせ型 組み合わせ型?
ディレクター、プランナー、編集者、デザイナーなど、さまざまな職能のスタッフが、協力しながら1つの目標に向かって案件を進めて行く――そう考えると、すでにある部品を組み合わせていく「組み合わせ型」ではなく、「擦り合わせ型」ですね。
ということは、完成度の高いものを作り上げるためには、自分の業務範囲をきっちり遂行するだけでは不十分。隣接する業務範囲に足を踏み入れ、最終的な目標達成のために、早い段階から「擦り合わせ」することが不可欠です。
つまりは、仕事を進めるうえで、各々の業務範囲を明確にすることは大切。そして、業務範囲を明確にしつつ、それを踏み越えることは、もっと大切というわけです。
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野球選手に喩えるならば、「守備範囲の広さ」。イチロー選手の守備位置はライトですが、ときにファーストやセンターのボールと思えるものまで捌いてしまいます。その守備範囲の広さがバッティングとともに、イチロー選手の売りになっています。
もちろん、守備範囲の広さをアピールするために、他人のボールまで取りに行け! ということではありません。センターやファーストに任せるべきボールは任せ、万一、彼らのボールへのリアクションが悪い時に、さらっとカバーできる。
そして、どちらのボールかはっきりしないボールは、しっかり声を出すなり、ルールを決めてポテンヒットを出さないようにする。
仕事上のエラーやミスは、業務範囲の境目で発生しがちです。ボールを取りに行こうと激突したり、お見合いになってポテンヒットになったり…。
新年度がスタートして2ヶ月弱。組織体制的には「キープコンセプト」でありつつも、新しい動き、組み合わせにトライしながら、インフォバーンは動き出しています。
互いの業務範囲を明確にしながら、同時に業務範囲を踏み越えて、ダイナミックに仕事を進めていく。そんな組織を目指していきます。
遅ればせながら、2010年度もよろしくお願いいたします。
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ちなみに、「擦り合わせ型」の象徴とされた自動車も、動力源が内燃機関(エンジン)からモーターに変わることで、つまり「電気自動車」になることで、「擦り合わせ型」から「組み合わせ型」に変貌するのではないか、と言われています。
モーター、バッテリー、シャシー、タイヤを組み合わせれば、簡単に自動車が作れる時代になりつつあると。そしてその時に必要となるのは、自動車づくりの新しいノウハウであり、自動車メーカーの新しい姿。
同様の動きは、我々の業務でも生まれつつあります。さて、その時に必要となるスキルは? 組織のカタチは? 「擦り合わせ型」に拘ることなく、新しいカタチも探っていきます。
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前回の更新から、3ヶ月以上経過してしまいました。2010年度「全力中年」は、新たな気持ちで再スタートいたします!!
と書きましたが、実は、「気持ちを入れ替えて」とか「新たな決意で」とかは、ほとんど効果がないそうです。変えるには、「行動」を変えるしかないとか。
というわけで、2010年度、全力中年は生活習慣を「朝型」に切り替え、深夜に録画した海外ドラマを観るのはやめます!!


