全力中年

2011年のスローガン「積極的な不安定」

明けましておめでとうございます。全力中年の増田です。

シレッと新年の挨拶をしましたが、「前回の更新から一体どれだけ間を空けとんネン!」とツッコまれそうですね。スイマセン。

ツッコミといえば、年末の「秘密のケンミンSHOW」でやっていた「ヒミツのOSAKA」、面白かったですねぇ〜。素人をつかまえて、ノリツッコミをさせる、という企画。私自身は、北海道生まれ、兵庫県育ちなので、ネイティブな大阪人ではありませんが、あのノリツッコミのセンスは「忘れてはならない!」と心に誓いました。

と、5ヶ月ぶりの更新が早くも脱線気味ですが、2011年1回目の全力中年は、月並みですが、今年の抱負というか、スローガンを紹介させていただきます。

すでにタイトルに書いてありますが、2011年のスローガンは、「積極的な不安定」です。

昨年末に、『不安定からの発想』(著:佐貫亦男、講談社学術文庫)を読みました。特に、仕事に活かそう!などと思って読んだわけではないのですが、「なぜライト兄弟が人類初の飛行を成し遂げたのか」をわかりやすく解く著者の主張が、ちょうど2011年度の体制や組織、方針を考えていた私の胸に染みたのです(大阪人風に言えば、しゅんだのです。って、この話題はもういいですね笑)。

その主張とは…。私が改めて説明するより、裏表紙に書かれた内容説明をそのまま引用すると、

ライト兄弟はどうして大空を飛べたのか。それを可能にしたものは、勇気と主体的な制御思想だった。空が不安定なものであることを受け入れ、過度な安定に身を置かず、自らが操縦桿を握ることで安定を生み出すのだと。それはわれわれの人生に重なる発想ではないか—。現代社会を生きる人々に航空工学の泰斗が贈る不安定な時代を生き抜く逆転の発想。

少し補足すると、安定した機体を作って飛ばそうとしても、実は環境(=飛行機の場合は、大気)は決して安定しておらず、常に細かく変化しています。その結果、安定性を追求したはずの機体は、逆に、常に環境の変化に対応しようとして細かく変動してしまうことになり、「安定した飛行」は不可能となります。

ライト兄弟は、従来、固く信じられていた「安定の神話」を打ち破り、安定な機体を捨てた、と著者は言います。しかし、ただ不安定なだけの機体では飛ぶことはできません。彼らは安定した機体を捨てた一方で、積極的な操縦を行い、ついには人類初の飛行に成功したのだと。

「安定の放棄と、積極的で効果的な操縦、これがライト兄弟成功の秘密であった。」

組織や会社にも、まったく同じことが言えるのではないでしょうか。我々は、つい「安定した組織」や「安定した体制」を求めてしまいます。私自身も部門を預かる身として、どうしても安定した(ように思える)組織図を書きたくなってしまいます。しかし、この安定を求める姿勢や考え方こそが、逆に「理想的な飛行の実現」を阻んでいるのだ、と考えさせられました。

「空が不安定なものであることを受け入れ、過度な安定に身を置かず、自らが操縦桿を握ることで安定を生み出す」

安定した体制、組織を作ることを目指すのではなく、敢えて不安定な状況を生み出し、積極的に操縦し、制御することで、理想的な飛行を実現する――2011年は、この「積極的な不安定」のスタンスで臨みます!

本年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

前回の続き「変体少女文字の研究」・その2

こんにちは。全力中年の増田隆幸です。今回は前回の記事(「はやぶさの大冒険」と「変体少女文字の研究」)の続きです。

山根一眞氏の『変体少女文字の研究』は、80年代、少女たちが使い出した丸文字の急速な普及の背景に、シャープペンシルの「替え芯の製法の特許切れ」があったことを解き明かした本でした。さて、それが、仕事とどう繋がったのか…。

仕事をはじめて4、5年経った頃(1990年代の始め)、「月刊ビジネス誌の創刊号企画を考える」という案件に巡り合いました。全体構成(台割)と、個別企画を考えるという仕事。新雑誌創刊の話を具体的に進めるための第一歩としてのサンプル企画だったのですが、私の上司が全体構成といくつかの詳細企画を担当し、私は巻頭特集の企画を担当しました。

硬派なビジネス誌の創刊号、その巻頭特集。当時、バブルは崩壊したとは言え、まだ日本経済には勢いがありましたから、「最新トレンドを追う!」的なわかりやすい企画ではなく、日本の経済発展の根本を探るような、重厚な企画にしようと考えました(若かったですね…)。

ビジネス雑誌や書籍を読み、図書館にも通って、なんとか捻り出した企画が、

「日本の経済成長には、岸信介が経済官僚として満州国経営で培った知見とノウハウが結実していた」

というもの。日本の高度経済成長期に首相であった岸信介が、戦前に満州で「産業開発5カ年計画」を立案し、実行していたという史実を踏まえ、それを日本の経済成長に結びつけた企画でした。

この企画をまとめ終えたときに、「この手法、仕事の進め方って、『変体少女文字の研究』と一緒だな」と気づきました。目にみえている事柄の裏に潜んでいる事実(原因)を探りだして焦点を当てる…。それ以前にも、構成案を作ったり、企画案を作ったりしていましたが、この案件でなにか仕事に関して「型」のようなものを得た気がしたのでした。

「アイデアは、ゼロから生み出す」などと言いますし、また一方で、「アイデアは既存の要素の組み合わせ」とも言います。私は、後者派です(笑)。アイデア、あるいは企画とは、ある事柄とある事柄の新しい関係性を見つけ出すことだったり、既存のものを今までにない切り口から見ることで、新しい価値を見い出すことだと考えています。ビジネス誌の巻頭企画も、既存のもの(日本の経済成長)を今までにない切り口(岸信介の満州経営の成果)で捉えたつもりでした。

山根一眞氏は、1989年に、「情報の仕事術」と銘打って『収集』『整理』『表現』と題した3冊のシリーズを出版。その3冊も購入したことは言うまでもありません。特に『整理』が役に立ったと記憶しています(あれ、ちょっと時系列がおかしいですね。ビジネス雑誌の企画より、この3冊の購入が先かな…)。

ちなみに、個人的には「良くまとまった!」と思ったこの企画案は、実は団塊世代の担当者の「岸にスポットを当てることは許さん!」という一言でNGになりました(笑)。学生時代に「安保反対! 打倒 岸!」で旗を振っていた人だったようで…。

企画案がボツになったことは残念でしたが、1995年に野口悠紀雄氏が「1940年体制—さらば戦時経済」という書籍を出版。その中で、「日本の経済体制は1940年代に作られた戦時経済体制の産物である」と述べられていて、自分が考えた企画もあながち間違いではなかっただな〜と、ひとりほくそ笑んだのでした。

「はやぶさの大冒険」と「変体少女文字の研究」・その1

こんにちは。道玄坂の「全力中年」、増田です。

オフィス移転を週末に控え、アタフタ(?)していると、ブログの更新が疎かになっていました。「週一更新・習慣化」までの道のりは険しいですね。

小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルが、7月30日、31日の2日間、相模原市立博物館で公開され、3万人が訪れる大人気となりました。現在は、筑波宇宙センターで公開中(6日まで)、8月15日〜19日はいよいよ、丸の内オアゾでも公開されます。オアゾは大変なことになりそうですが、見ないわけにはいきません!

この「はやぶさ」フィーバーの中、山根一眞氏が『小惑星探査機 はやぶさの大冒険』という単行本を執筆、現時点(8月4日の昼)では、在庫切れの状況になっています。

山根一眞氏といえば、週刊ポストの連載記事『メタルカラーの時代』(1991〜2007)で、日本のモノづくりの現場を取材し、またデジタル機器のヘビーユーザーとしても知られていますが、私にとっては80年代半ばに、大阪のとある広告制作会社でコピーライター兼編集者みたいなキャリアをスタートさせたときに、氏の著作で仕事の方法論のベースを形作ったという思い出がある人です。8月なので、先人の昔話を聞く月と諦めて、少々お付き合いください。

『変体少女文字の研究』

1986年2月に発行されたこの本は、当時、女子中学生や女子高校生が書いていた「丸文字」と呼ばれた文字が、どのように生まれ、拡がっていったかを探ったノンフィクション。

山根氏は全国の少女たちの書き文字の変化を調査するために、ラジオ番組への投稿ハガキや、京都のお寺や全国各地のラブホテルに置かれたノートに着目し、丸文字の登場時期や普及時期を探っていきます。

そして、さまざまな調査から、丸文字は昭和49年(1974年)に登場し、昭和53年(1978年)に急速に普及したことを突き止めますが、なぜ、昭和53年に急速に全国に拡がって行ったのか、その原因を見つけることができません。

しかし、答えが見つからない中、まったく別の取材をしているときに偶然、その答えと出会います。ある会社が保有していたシャープペンシルの「替え芯」の製法に関する特許が、昭和53年に切れ、各社が一斉に替え芯の製造を始めた、という事実と出会ったのです。

そうです。丸文字の爆発的な普及には、シャープペンシルの普及、さらには製法の特許切れが生み出した「替え芯」の普及という事実があったわけです。

こうして要約して書くと、「な〜んだ」という話ですが、当時の私は上質のミステリーを読んでいるかのような興奮を覚えました。

そして、この読書体験がどのように仕事につながっていくのか…。長くなりそうなので、それは次回に!

※「全力中年」初の続きものです。お楽しみに、って、楽しみにしている人がいるのかどうか…
あと、本を題材にするとある意味、楽ですね…。書評ブロガーというジャンルが存在するのも納得。その中で差別化していくのは、ハードルが高いでしょうけど。

グリペン、IKEA、新オフィス

こんにちは。道玄坂の「全力中年」、増田です。

いきなり私事で恐縮ですが、娘(小4)がなぜか「プラモデルを作りたい!」と言い出したので、都心に出かけたついでに家電量販店のおもちゃ売り場へ。おもちゃ売り場の中に、プラモデルのコーナーって、今は小さいのですね…。

私が子供の頃(何年前?)は、近所のスーパーにも、おもちゃ屋にも、プラモデルがたくさんありました。私もお約束の「ゼロ戦」から始まって、スピットファイヤとか、P38ライトニングとか作ったような(P38ライトニングは、「双胴の悪魔」と呼ばれ…以下、自粛)。

飛行機のあとは、船に移って、ウォーターラインシリーズ(ウォーターラインシリーズとは、その名の通り、ウォーターライン=喫水線より下は省略して、水面より上の…。以下、自粛)。戦艦よりも、重巡とか駆逐艦が好きだったな~。それと、やっぱり空母。「赤城」とか、「飛竜」とか。でも、空母って、甲板が大部分を占めるので、完成すると素っ気ないんですよ。あ、空母のプラモデルについていた、ちっちゃいゼロ戦や97式艦爆も好きだったなぁ。

城、も作りました。大阪城とか名古屋城。でも、一番感動したのは、岐阜城! 山城なので、天守閣だけでなく、山も含めてジオラマ風になっていて、子供ながらに「おぉ!」と思ったものです。

近所の住宅街の中に突然できたプラモデル屋さんに何時間も粘って、品定めをしたこともありました。住宅の軒先をリフォームしてつくったようなお店。店番のおばさん(って、今の私よりきっと若いんでしょうけど)、2時間も3時間も待たせてゴメンなさい! あの時買ったのは、確か…、「対潜哨戒飛行艇 新明和 PS-1」。4発のプロペラ機、ってところに惹かれました!

ミリタリーミニチュアシリーズにも手を出しました。ミリタリーミニチュアシリーズとは、田宮模型が…(以下、自粛)

スイマセン。脱線しておりますが、もう少しお付き合いください。

結局、娘は「ケロロ軍曹」のプラモデルを購入。で、私も、もちろん何十年かぶりに買いました。選んだのは、「JAS39 グリペン」(「また、そっち方面の話か!」と思った方は、ぜひ一度、ゆっくり話をしましょう)

「グリペン」は、スウェーデンが開発したジェット戦闘機。アメリカの「F-15E」「F/A-18E/F」、ヨーロッパ各国が共同開発した「ユーロファイタータイフーン」と並ぶ現役バリバリのジェット戦闘機です。

現在、地球上でオリジナルのジェット戦闘機を開発・運用できているのは、

・アメリカ
・ロシア
・「ユーロファイター」を共同開発したイギリス、ドイツ、スペイン、イタリア
・フランス  そして、
・「グリペン」を開発したスェーデン です。

日本は、F-1支援戦闘機を独自開発したものの、続くF-2支援戦闘機は、アメリカのF-16をベースに日米での共同開発となりました(この話題は、機会があればまたいつか)。

アメリカ、ロシアの2大国、イギリス、ドイツ、フランス…。いずれも世界史の表舞台に登場する国々に混じって、“スウェーデン”って、「おや?」って感じませんか。

ジェット戦闘機は「特殊なケース」とおっしゃるならば、自動車で考えてみましょう。アメリカ車、ドイツ車、フランス車は日本でもお馴染みですし、イギリス、イタリアにも人気の高いメーカーがあります。そして、ここでもスウェーデンは存在感を示しています。サーブ、ボルボといった日本にもファンの多いメーカーがスウェーデンにはあります。

さらに、北欧の小国(人口約930万人)であるスウェーデンには、世界有数の通信機器メーカーであるエリクソンや、ファストファッションで大人気のH&M、そしてあのIKEAもあります。たとえ国土は小さくても、バイキングの歴史が彼らを世界市場へと駆り立てるのでしょうか。

さて、前置きがひじょ~に長くなりましたが、本日(7月12日)、インフォバーンは「オフィス移転」のプレスリリースを発表いたしました。移転先は“隣のビル”なので、お取引先の皆様には、ほぼ今までと変わらずお付き合いいただけることと存じます。

そして! 8月9日から稼働する新オフィスづくりが、イケア・ジャパン様の協力のもとで進行中。さらに、その模様を「イケてるイケアのオフィス改造計画2010」(http://www.infobahn.co.jp/moving/)として公開中です。

イケアのコーディネイトのもと、どんなオフィスが実現するのか。オフィス環境が、我々の働き方に刺激を与え、素敵なサプライズを生み出すのか。

私たち自身も、ドキドキです。ぜひ、ご覧ください!

※前置きが長過ぎ、ですね。というか、ほとんど前置き…。

マイスピ1周年記念「七夕スピリチュアル☆NIGHT」

おはようございます。全力中年の増田です。

先週末の3日(土)、インフォバーンの兄弟会社(姉妹会社?)メディアジーンが展開しているブログメディア『マイスピ』(http://www.myspiritual.jp/)の1周年記念イベントに参加してきました。

題して、「七夕スピリチュアル☆NIGHT」。

マイスピ会員さまの中から、100名さまを無料でご招待したイベントでは、

・トークショー
マイスピで人気のスピリチュアル漫画「スピ☆漫」を連載中の辛酸なめ子さんと、ホメオパスでありミュージシャンのサンプラザ中野くんさんのスピリチュアル・トークショー

・占いやヒーリングのアクティビティ
似顔絵占い師さんやインタラクティブ占いユニットなど、マイスピでご紹介した占い師さんや、ヒーラーさんによる、さまざまなスピリチュアル・アクティビティ

などが行われました。

スピリチュアル関係のイベントに参加(参加というか、見学?)したのは初めてで、セッションを行ったイメメンのストリート占いユニット“not for sale”の方もブログで報告しているように、キレイな女性が多かったのが印象的でした。

マイスピ編集部の皆さん、関係者の皆さん、お疲れさまでした!

辛酸なめ子さん、not for saleさんもマイスピ・イベントについてブログを書かれています。ぜひご覧ください。
・辛酸なめ子の女一人マンション(http://sinsan.blog.smatch.jp/blog/2010/07/post-be8c.html
・ストリート占いユニット not for sale(http://ameblo.jp/notforsale-blog/entry-10581748204.html

ちなみに、辛酸なめ子さんは、弊社が制作に協力しているアイシティ様の「ヒトミ育成計画」(http://www.eyecity.jp/hitomiplan/)で、“目ヂカラ修行”を実践中。こちらも併せて、お楽しみください!

Twitterでの、個人的なちょっとしたエピソード

こんにちわ。全力中年の増田です。

毎回、投稿が思いがけず長くなりますので、今回は短めに私個人のツイッターをきっかけにした、ちょっとしたエピソードをご紹介します。
※先週公開に間に合わなかったから、短いエントリーで取り繕っているわけでは決してなく…

2ヶ月ほど前だったと思いますが、ツイッター(http://twitter.com/infobahn_masuda)のプロフィールを書き換え、「北海道名寄市生まれ、兵庫県川西市育ち」というテキストを追加しました。

すると、数日を置かず、名寄に本社と工場を置くお菓子屋さん「喜信堂」さん(http://www.kishindo.co.jp/index.html)からフォローを受けました。EC事業も展開されており、その時は「ECを手掛けていらっしゃる方は、ツイッターの使い方も積極的だな~。さすがだな~」と思った程度でした。

※名寄市は、北海道でもかなり北の方に位置します。有名な旭山動物園がある旭川市のさらに北。Wikipediaで調べると、1月の平均気温は-9.7℃で、全国の市の中では最も低いとのこと。確かに、冬、冷え込んだ朝は、-30℃近くになることもありましたからね。一方、川西市は、空港のある伊丹市や宝塚市と隣接した典型的なベッドタウンです。


そして昨日は、ちょうど父の日でしたが、毎年毎年、気の効いたプレゼントを贈るのも難しいので、ツイッターで知ったこのお菓子屋さんから、父の日のプレゼントを贈ることにしました。

私が名寄を離れた(つまり私の両親が名寄を離れた)のは、私が小学校低学年の時でしたから、もう40年近く前になります。なので、プレゼントが届いた時に「名寄のお菓子屋さんから届いたよ~」くらいのサプライズになれば面白いな、と思って。

ところが、昨日、父親からは「喜信堂なんて、よく知ってたねぇ~」という言葉が帰ってきました。最初、私はこの言葉の意味がすぐには理解できませんでした。なんと両親ともどもこのお店のことを知っていたのです。「駅前にある、立派なお菓子屋さんだよ」と。

ツイッターの積極的な利用や、ECへの取り組みから、私は勝手に最近できた(少なくとも、私が名寄にいた時にはなかった)お店と思い込んでいたのですが、喜信堂さんのサイトをよくよく見ると、1931年(昭和6年)年創立とありました。古くから名寄で営業されているお菓子屋さんでした。

しかも96年(平成8年)にインターネット通販事業を開始されたあと、98年(平成10年)には、EC用の買い物カゴシステムのレンタル事業(サイトの事業内容では、「インターネット・ショップ ITソリューション事業」となっています)も手掛けておられます。

インフォバーンの設立も98年ですから、インターネットに対して、ほぼ同じ時間、向きあってこられたわけです。

インフォバーンでは、ECサイト構築に関するご相談をお受けすることもありますし、実際にあるECサイトの運営をお手伝いしてます。日々、ECサイトを運営され、ツイッターを潜在顧客づくりに活用されているような方々に対して、新しい切り口や新しい視点を我々はしっかりと提案できるかどうか…。

ツイッターから始まった父の日の出来事で、自社の、そして自身の存在意義について、改めて思いを新たにしたのでした。

※ちなみにプロフィールに名寄市、川西市を追加したあと、名寄の喜信堂さんのほかに、川西市出身の方からもフォローを受けました。ツイッターとGPS情報の組み合わせはさまざな可能性が議論されていますが、ツイッター×出身地つながり、も面白いコンテンツになりそうですね。

アサヒ ストロングオフ Twitterキャンペーン

こんにちは。全力中年の増田です。

ここ数回、脱線気味の話が続きましたので、今回は、弊社が参画したプロモーション案件をご報告します。

ちょうど発売中の『販促会議』7月号に「編集部が選んだ今月のベストプロモーション」として取り上げられている「アサヒ ストロングオフ×ツイッター『グッとくる!』つぶやき大募集キャンペーン」です。

インフォバーンは、
・ツイッター
・リアルイベント
・ブロガー
・「つぶやき」をアグリゲートし、バズ拡散の起点とする特設サイト
・兄弟会社メディアジーンが展開するWebメディア(「ギズモード」「ライフハッカー」「コタク」「マイロハス」「マイスピ」)
を有機的に組み合わせて、バズ(クチコミ)を生み出すパッケージBuzz Lounge(バズラウンジ)」をご用意しています(「全力中年」の2回目:09年11月24日のエントリーでもご紹介しました)。

このBuzz Loungeをベースに、アサヒビール様が3月24日に発売された新商品「アサヒ ストロングオフ」のツイッターキャンペーンをお手伝いいたしました。

新商品発表会にツイッターユーザーを招致

発売の前日、3月23日に開催された新商品発表会「アサヒ ストロングオフ KICK OFF PARTY」にツイッターユーザー20名を招致。CMに起用された柳葉敏郎さん、篠原涼子さんも登場した発表会の様子をリアルタイムでツイートしていただきました。

ツイッターユーザーが「ソーシャルメディア記者」との名称で呼ばれ、200名あまりのマスコミ報道陣と同等に新商品発表会に参加したことは、ソーシャルメディアを活用した新しい取り組みとして、ニュース番組でも紹介されました。

また、新商品発表会の模様は、Webメディア「ライフハッカー」でも紹介。なお、20名のツイッターユーザーのうち5名は、ライフハッカー読者の皆さんにご応募いただき、「Twitter記者」として参加していただい方々です。
※ライフハッカー記事:「アサヒ ストロングオフ KICK OFF PARTY」(3月23日@品川インターシティ)レポート http://www.lifehacker.jp/2010/03/pr_kick_off_party324.html

つぶやき投稿&集約サイト(バズ・ハブサイト)を制作

キャンペーンでは、新商品発表会を皮切りに4月30日まで、TVCMに登場するキーワードである「グッとくる!」にまつわる一言を募集。

「職場でグッときた一言は?」「恋人からのグッときた一言は?」など、1週間ごとに4つのテーマでストロングオフが当たるキャンペーンを展開し、最終的に3,000名を超えるフォローワー数と、6,000を超える投稿(つぶやき)を集めました。

インフォバーンは、キャンペーンの核となり、受け皿となるスペシャルサイトを制作。サイトには「つぶやき投稿フォーム」と、つぶやきを集約して表示する機能を実装し、キャンペーンを支えました(サイトは、すでにクローズ済み)。
※アサヒビール様の「グッとくる!」つぶやき大賞発表ページ
http://www.asahibeer.co.jp/strongoff/twitter/

インフォバーンは、ダイソン様の羽根のない扇風機『Air Multiplier™ (エアマルチプライアー)』発表会でのリアルタイム中継や、NHK出版様の『FREE』出版プロモーション(特設サイト「フリーミアム.jp」の構築など)、そして、今回の『アサヒ ストロングオフ』のキャンペーンなど、ツイッターを活用したプロモーション企画に積極的に取り組んでいます。

現在も、ひとつチャレンジングな取り組みが進行中! 内容は、あと1ヶ月ほどお待ちください! ツイッター(@infobahn_masuda)でも、お伝えしていきます。

MMOKL,13Q,1Hヅメ,行21

こんにちわ。全力中年の増田です。

タイトルの文字列の意味がわかる人は、どれくらいいるでしょうか。

「あ~、懐かしい~」そう思われた方は、40代以上ですよね、きっと。かく言う私もプロフィールにあるように、1964年生まれの46歳。仕事を始めたのは、1986年です…(遠い目)

タイトルの文字列は、「(写植の)文字指定」と言われるもので(言われ「た」もの、ですね)、印刷物に使う文字を、「石井中明朝体(オールドカナ)」という書体を使って、「13級」の大きさで、「文字送りを1歯ヅメ、行送りを21級で」という意味になります。

後半の意味をもう少し詳しく説明すると、1歯ヅメとはベタ送りに対して1歯=1級=0.25ミリ詰めて並べるということ。ベタ送りとは、13級の文字なら、13級送りが、16級なら16級送りがベタ送りになります。

1級は0.25ミリなので、13級の文字は3.25ミリ(13×0.25ミリ)の四角の中に描かれていると考えることができ、その四角を重ならないように並べていくのが「ベタ送り」です。

ベタ送りは文字送りの基本ですが、「13級の文字は、3.25ミリの四角の中に描かれている」わけですが、四角の中をギリギリまで使って描かれているわけではないので、ベタ送りにすると、やや文字送り=文字と文字の間隔、が空いて見えます。

そこで、あえて1歯(1級=0.25ミリ)詰めて文字を並べていくのが、「1歯ヅメ」です。13級での1歯ヅメは、「12歯送り」あるいは「3ミリ送り」とも表現できますが、実は100%同じ仕上がりになりません。ここが写植の文字指定の奥の深いところなのですが、残念ながら私はデザイナーではなく、「門前の小僧」状態で、見よう見まねで覚えた知識なので、正確に説明することはできません…。

行21は…いつか機会があれば。

なぜこんな「昔話」を持ち出したかというと、最近、Webデザインの世界において、「フォント」が注目されているから。

その特徴的な動きが、社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が主催する「言葉のデザイン2010–オンスクリーン・タイポグラフィを考える」という連続セミナー。第1回目は、5月28日に開催され、11月まで計7回開催されます(私もすぐに申し込んだつもりだったのですが、すでにもう満席で参加できませんでした)。

タイポグラフィ関連のセミナーは、過去にもう数多く開催されているでしょうけど、このセミナーを「特徴的」と紹介したのは、そのキッカケがグラフィックデザイナー・原研哉さんの“ツイート”だったから。

原さんが、3月3日の深夜1時過ぎにつぶやいた、

『コペンハーゲンののデザイナーから、なぜ日本のスクリーン上の文字はいまだに原始時代なの?と問われて返答に詰まった。ロスの友人からも、日本のデザインはきれいなのに、なぜネットの中はぐちゃぐちゃなの?と問われて答えられなかった。美に聡く、醜さに疎いといわれる所以か。なんとかしたい。』

というツイートに対し、雑誌『Web Designing』での連載でも知られるグラフィック・デザイナーの永原康史が返信するなど、深夜に熱く、深いツイートが飛び交いました。

※このツイートの様子は、トゥギャッターにまとめられています。http://togetter.com/li/7793

そして、日本のWeb業界でフォントの話題が盛り上がっていることを知ってか知らずか、グーグルが5月末に「Google Font API」を発表。将来的に日本語フォントまでカバーするのかどうかは不明ですが、キンドルやiPadの登場で、電子書籍や電子出版が注目を集めているタイミングで、グーグルがフォント関連のサービスをリリースしたことは注目すべきことではないでしょうか。

個人的にはフォントはもちろん、ディスプレイ上の文字については、「行間」への配慮をもう少し…、と感じています。Webサイト上の話だけではなく、テキストエディタやプレゼンソフトなどなど。デフォルトだと、全部、詰まり過ぎと感じるのですが、年齢のせいでしょうかね。

あと、フォントの話で付け加えるならば、写研さんには、PC用フォントとして、ぜひ「ルリール」を出して欲しいなと。

「ルリール」は80年後半、丸文字が流行った時に、当時大人気だった「おニャン子クラブ」の会員番号18番・永田ルリ子さんの手書き文字をベースに…(以下、自粛)

FXについて。ただし、お金儲けの話ではありません。

こんにちわ。全力中年の増田です。

昨年、フジテレビ開局50周年記念ドラマとして、山崎豊子氏原作の「不毛地帯」が放送されました。このドラマの前半の山は、昭和30年代の航空自衛隊・次期戦闘機導入計画、いわゆる「FX(Fighter-eXperimental)」をめぐる商社の争いでした。

この時のFXは、航空自衛隊が発足して初めて行われたもので、「第1次FX」と呼ばれます。そして、この第1次FXで導入された戦闘機は、ロッキードF-104、通称「スターファイター」。

F-104 スターファイターは、直線的でスマートな胴体に、直線的な短い翼を持ち、最高速度はマッハ2。「最後の有人戦闘機」と称され…(以下、自粛)

FXはその後、F-4ファントムを選んだ第2次、F-15イーグルを選んだ第3次と続き、現在、第4次FXが行われています。

現在進行中の第4次FXで、誰もが認める最有力候補だったのが、F-22「ラプター」。極めて高いステルス性(レーダーに発見されにくい性能)を誇る世界最強の高性能戦闘機です。

この「ラプター」、最有力候補“だった”と書きましたが、今は候補から外れています。なぜか?(知っている人にはまわりくどい話ですが、ご容赦ください)。その理由は、アメリカが売ってくれないから。

高性能だからこそ、その技術が自国の外に拡がることをデメリット=脅威と捉えたわけです。しかも、高性能ですが、値段があまりに高いため、アメリカ空軍ももう購入をやめてしまい、買い手がいなくなったので、メーカーは製造をやめてしまいました。もう、どんなに欲しくても、買えません。

NO.1候補が思わぬ展開で消えて、次の候補となっているのが、F-35、F-15FX、F/A-18E/F、そして、ユーロファイター タイフーンの4機種です。この4機種は、おおまかに3つのグループに分けることができます。

■その1・F-35 → 期待の新製品(ただし、まだ開発中)

F-35は、F-22ラプターよりも新しい機種です。F-22には若干劣るものの、優れた性能を誇り、F-22よりも安価に導入可能と言われています。ただし、まだ開発中ですぐには導入できません。

しかも、開発コストが嵩み、価格は実は当初計画されていたほど安くないようです。期待の新製品ですが、どうなるか不明確な点も多いのです。

■その2・F-15FX、F/A-18E/F → 現行機種のバージョンアップ

現代の戦闘機はエレクトロニクスの塊です。つまり、機体(ハードウェア)はそのままでも、レーダーなどの電子機器をバージョンアップすれば、その性能は大幅にアップします。もちろん、エンジンを最新型に換装するなど、ハードウェアの改修も実施可能です。

F-15FXは、航空自衛隊の主力戦闘機であるF-15Eを再設計し、バージョンアップさせるもの。見た目は同じですが、まったく別のものに生まれ変わるとされています。

とはいえ、F-15の初飛行は1970年代の初頭。すでに何度か大幅なバージョンアップが行われており、「最新技術によるバージョンアップで中身は新しくなります!」と言われても、大金を出して買う側としては、納得しづらい面もあります。

F/A-18E/Fは、F-15よりも新しい機種であるF/A-18のバージョンアップ版で、現在のアメリカ海軍の主力戦闘機。ただし、F-15が生粋の戦闘機(Fighter)であるのに対し、F/A-18は、戦闘攻撃機と呼ばれる機体。Fighterが敵の戦闘機と戦うことをだけを目的としているのに対し、戦闘攻撃機は、Fighter(戦闘機)にも、Attacker(攻撃機)にも使える機体で、いろんな兵装に対応できるよう、機体はやや大きくなり、その一方で最高速度は遅くなっています。次期「戦闘機」を選定するFXの候補としては、大きくて、遅いわけです。

ただし、FXにおいてF/A-18が生粋のFighterでないことは、一概にマイナスとは言えません。戦闘機開発の大勢としては、開発コストや調達コストの高騰を抑えるために、戦闘・攻撃(爆撃)・偵察など、複数の用途をこなすマルチロール機(多用途戦闘機)と呼ばれるコンセプトが登場しており…(以下、自粛)

■その3・ユーロファイター タイフーン → 別の製品への移行

日本のFXはこれまで、アメリカ空軍が使っている最新鋭の戦闘機を導入してきましたが、今回、大穴的な注目を集めている機種があります。それが、「ユーロファイター タイフーン」。その名前が示している通り、ヨーロッパ生まれの戦闘機です。これまで最新鋭のアメリカ車を乗り継いできたけど、ふと見ると、「結構いい欧州車がある」というわけです。

そして、ずっとアメリカ車を乗り継いできた、金払いのいい客に対して、欧州車のディーラーはいい条件を提示しています。日本企業で生産してもいいですよ、とか、国産の電子機器を搭載できるよう改造しても構いません、とか。一番お買い得な買い物ができそうなのです。

しかし、これまで慣れ親しんできたアメ車とはドライブ感覚が異なります。パイロットの訓練にこれまで以上に時間がかかるかもしれません。また、機体だけでなく、整備道具など新しく買い揃えて、慣れる必要があります。

そして何よりも一番心配なのが、これまで最新鋭のマシンを売ってくれていたアメリカ車のディーラーが機嫌を損ねてしまうかもしれないこと。FXだけの話ではなく、いろいろと関係が深いですから、簡単に「今回はよそから買います」とは言えないわけです。

さて、今回の「全力中年」は、なにやらミョーな話になっていますが、かなり強引に、仕事に絡めていきますと…。

システム開発や新サービス、新技術を導入する際に、「その1」は、いちばん高性能が実現でき、誰もが納得できそうな選択肢です。しかし、予定の期日には間に合いません。

冷静に考えれば、スケジュールが動かせない限り、明らかに「なし」となる選択肢のはずなのですが、なぜかこの選択肢に執着する人は少なくありません。

「その2」は、面白味はありませんが、もっとも現実的な選択肢です。関係者の不満は少ないでしょうけど、その分、関係者のモチベーションが上がらないケースともなります。

そのため、このケースでは「保守的な選択だが、コストを抑えることができた。浮いたコストを別のことに投入する」という戦略が必要です。極めて単純な戦略としては、単価を抑えることができたのだから、数を予定より多く調達する、などです。

たとえば、第二次世界大戦でアメリカは、ドイツの高性能な戦車に対抗するために、高性能な戦車を開発する戦略ではなく、量で圧倒する戦略をとりました。つまり、高性能なタイガー戦車に対して、量産性に優れたM4シャーマン戦車を…(以下、自粛)。

「その3」は、実績はあるけれど、自分たちは使ったことがない技術やサービスを導入するケース。売り手に「大丈夫です」と言われても、こちらに未知の部分が多いので、将来起こるかもしれないリスクをしっかり見通す必要があります。

一方で、導入に成功すれば、新しいノウハウが身につきます。Flashだけでなく、HTML5にも対応できれば、仕事が拡がって、食いっぱぐれない、みたいな(ちょっと喩えが変ですかね)。

さまざな制約のなか、最小のコストで、最大の効果を上げるーーそのために必要なものが、考え方=判断基準の柱となる「戦略」です。「コンセプト」と言い換えてもいいでしょう。

お客様からオリエンテーションを受けたあと、「御社の今後の戦略は?」「商品の販売戦略は?」などと質問させていただくことがあります。同様に、我々自身も、お客様のニーズを満たし、課題を解決するために、与えられた条件のなかで、最高の成果をあげることができるよう、戦略やコンセプトを明確にして、業務にあたっていきます!

かなり強引にまとめましたが、FXにおいて、我が国はどんな戦略をとるのか、どういうコンセプトのもとで機種選定を行うのか。一国民として、注目して見ていたいと思います。

新谷かおる先生の意見とか、聞いてみたいな〜。

擦り合わせ、業務範囲、ポテンヒット

こんにちわ。全力中年の増田です。

日本のモノづくりの強さは、「擦り合わせ」にある、と言われます。さまざまな部品をオリジナルで開発し、それぞれを微妙に調整しながら製品にまとめ上げて行く。

例えば、自動車がその代表例。1台の自動車を作るためには何万もの部品が使われますが、車の完成度を上げるために、個々の部品の開発段階から、隣接する部品との連携を重視し、ときにはある部品の開発担当者が、他の部品の開発現場に参加して早い段階から調整、すわなち「擦り合わせ」を行います。

一方、その対極にあるのがパソコン。メーカーは、世界中の部品メーカーから部品を調達し、それらを組み合わせれば製品を作ることができます。CPU、マザーボード、HDD、電源、ケース…。必要なものを購入すれば、自分でも作ることができますね。こちらは「擦り合わせ型」に対して、「組み合わせ型」と呼ばれます。

参考「能力開発競争」藤本隆宏著(中公新書)

さて、では我々の仕事は、どちらのモデルでしょうか? 擦り合わせ型 組み合わせ型?

ディレクター、プランナー、編集者、デザイナーなど、さまざまな職能のスタッフが、協力しながら1つの目標に向かって案件を進めて行く――そう考えると、すでにある部品を組み合わせていく「組み合わせ型」ではなく、「擦り合わせ型」ですね。

ということは、完成度の高いものを作り上げるためには、自分の業務範囲をきっちり遂行するだけでは不十分。隣接する業務範囲に足を踏み入れ、最終的な目標達成のために、早い段階から「擦り合わせ」することが不可欠です。

つまりは、仕事を進めるうえで、各々の業務範囲を明確にすることは大切。そして、業務範囲を明確にしつつ、それを踏み越えることは、もっと大切というわけです。

野球選手に喩えるならば、「守備範囲の広さ」。イチロー選手の守備位置はライトですが、ときにファーストやセンターのボールと思えるものまで捌いてしまいます。その守備範囲の広さがバッティングとともに、イチロー選手の売りになっています。

もちろん、守備範囲の広さをアピールするために、他人のボールまで取りに行け! ということではありません。センターやファーストに任せるべきボールは任せ、万一、彼らのボールへのリアクションが悪い時に、さらっとカバーできる。

そして、どちらのボールかはっきりしないボールは、しっかり声を出すなり、ルールを決めてポテンヒットを出さないようにする。

仕事上のエラーやミスは、業務範囲の境目で発生しがちです。ボールを取りに行こうと激突したり、お見合いになってポテンヒットになったり…。

新年度がスタートして2ヶ月弱。組織体制的には「キープコンセプト」でありつつも、新しい動き、組み合わせにトライしながら、インフォバーンは動き出しています。

互いの業務範囲を明確にしながら、同時に業務範囲を踏み越えて、ダイナミックに仕事を進めていく。そんな組織を目指していきます。

遅ればせながら、2010年度もよろしくお願いいたします。

ちなみに、「擦り合わせ型」の象徴とされた自動車も、動力源が内燃機関(エンジン)からモーターに変わることで、つまり「電気自動車」になることで、「擦り合わせ型」から「組み合わせ型」に変貌するのではないか、と言われています。

モーター、バッテリー、シャシー、タイヤを組み合わせれば、簡単に自動車が作れる時代になりつつあると。そしてその時に必要となるのは、自動車づくりの新しいノウハウであり、自動車メーカーの新しい姿。

同様の動きは、我々の業務でも生まれつつあります。さて、その時に必要となるスキルは? 組織のカタチは? 「擦り合わせ型」に拘ることなく、新しいカタチも探っていきます。

前回の更新から、3ヶ月以上経過してしまいました。2010年度「全力中年」は、新たな気持ちで再スタートいたします!!

と書きましたが、実は、「気持ちを入れ替えて」とか「新たな決意で」とかは、ほとんど効果がないそうです。変えるには、「行動」を変えるしかないとか。

というわけで、2010年度、全力中年は生活習慣を「朝型」に切り替え、深夜に録画した海外ドラマを観るのはやめます!!

冬は得意です!!

こんにちわ。全力中年の増田です。

昨年末、MYLOHAS主催の占星術のセミナーを見学したことをお伝えしました。そして西洋占星術によると、2010年、私の運勢は、季節で言えば「冬」に入ると…。

「冬」に入るのは、運勢を12年のサイクルで捉えたときの話で、私の場合は、2010年から、12年のサイクルの10番目(第10ハウス)に入るそうです。つまり、第1〜第3ハウスを春、第4〜第6ハウスを夏、第7〜第9ハウスを秋とすると、第10ハウスは冬の始まりという訳です。

冬って、なんだか残念な感じですよね……。

ですが、冬は決してネガティブなイメージではないとか。当日、参加者一人ひとりの運勢に合わせて手渡されたカードによると、

「第10ハウスのキーワードは『到達』。鳥や風によって、実をつけていた場所とは別の土地へと運ばれた種は、芽吹きのときを待ち続ける――。(中略)美しく咲いていた花が、やがて枯れてしまうように、物事には必ず終わりがやってきます。それは悲しむべき事ではなく、ゴールです。来年は、物事を収めるべきところへ収めるチャンスです。(以下、略)」

冬は確かに「試練」の時期ですが、それは同時に、これまでのやってきたことの「結果を受け止める時期」とのこと。

振り返ると、インフォバーンは、2007年12月に、雑誌『サイゾー』の発行を含む出版事業を株式会社サイゾーに事業譲渡し、翌2008年4月には、「MYLOHAS」「GIZMODO JAPAN」などのWebメディアの運営を、関連会社として設立した株式会社メディアジーンに移行。ソリューション事業に特化した会社として、新たなスタートを切りました。

2010年は、ソリューション事業に特化したインフォバーンにとって、3年目の年、ひとつの区切りの年となります。

昨年、弊社・代表取締役CEOの小林が自著として『新世紀メディア論』を上梓し、またベストセラーとなっている『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』を監修したこともあって、メディア構築やWebプロモーションなど、多種多様なご相談をいただいております。現在、2009年度の年度末に向けて、多くの案件が進行していると同時に、新年度に向けて、面白い案件がスタートしています!

2010年は、インフォバーンにとって、そして関連会社であるメディアジーンにとっても、ホップ・ステップ・ジャンプの年となります!

そうそう。「2010年から冬に入る」と言われた私は、北海道・名寄市生まれ(稲作の北限とも言われています)。朝の天気予報で「今日の気温は、氷点下10度です」などと聞いた日には、「今日は、あったかいね」とか言っておりました(笑)。

むしろ冬は、大得意!!

「到達」に向け、ゴールに向け、ガンガン行きますよ!

よろしければ、twitterもどうぞ。

「前へ」

あけまして、おめでとうございます! 全力中年の増田です。
新年の挨拶をさせていただくには、ちょっと遅くなってしまいました。

正月の新聞やテレビには、各社の決意表明的な広告が見られました。例えば、元旦の新聞にはパナソニック、トヨタ自動車、日立、花王など、日本を代表する企業が、イメージイラストやイメージ写真とともにコンセプチュアルなコピーを載せていました。

テレビCMにも、いくつかイメージ広告的なものが見られましたが、その中に、個人的に心を惹かれた広告がありました……。


◎その前に、余談1
元日の新聞広告と言えば、かつては見開き30段のカラー広告がいくつも載っていた印象がありますが、今年は朝日新聞本紙では1社だけでしたね。


◎余談2
トヨタの新聞広告には、こども店長はもちろん(笑)、「プリウス」、新型ハイブリッドセダンの「SAI」のほか、「プリウス プラグインハイブリッド」、電気自動車、燃料電池車が載っていましたが、一番大きく載っていたのは「FT-86コンセプト」。

F1からは撤退しましたが、絶好調のハイブリッドだけでなく、自動車メーカーとして“走り”もアピールしたい、しかもクルマ離れと言われている若い層に“走り”をアピールしたいという思いが込められているように読み取れました。

そして、「初めて買った車がAE86」だった世代の多くが、その後、マークII、クラウンとトヨタ車を乗り継いでいったように、FT-86から始まる“新たな王道”を作り出そうとしているような…。


◎さらに、余談3
同じく元日の新聞広告には、トヨタホームの広告もありました。そこには、家の屋根に設置された太陽光パネルで作り出した電力で、「プリウス プラグインハイブリッド」を充電しているイラストが。

プラグインハイブリッドや電気自動車の普及とともに、家の付帯設備として「充電プラグ」が当たり前になる日は、そう遠くなさそうです。

ちなみに、太陽光パネルで発電した電力をプラグインハイブリッドや電気自動車のバッテリーに貯め、必要に応じて、逆にその電力を電力会社に売る「スマートグリッド」という仕組みがあります。

電気自動車を交通システムだけでなく、広く社会インフラ(この場合は、電力インフラ)の要素として捉え直すと、単にガソリンエンジンで走る自動車の“置き換え”に留まらないイノベーションが生まれそうです。
ワクワクしますね。

余談がかなり長くなってしまいましたが、正月に見た広告で、私が一番印象的だったのは、雑誌「Oggi」のテレビCMでした。

2人のモデルが軽やかに歩くシーンに、「前へ」というナレーションが重なるだけのシンプルなCM。

実は、正月向けに作ったCMではなく、既に2008年の夏からオンエアされていたそうですが、この今のタイミングで「前へ」と謳うこのCMをオンエアするのは、“絶妙”と感じました。


立ち止まって考えることも重要ですが、その間も時間や状況は、私たちの意志とは無関係に経過しています。立ち止まっているつもりでも、「前へ」進んでいるのです。

つまり、意識しようとしまいと、私たちには「前へ」進むしか選択肢がありません――選択肢がない、というのはネガティブな印象がありますね。「常に前へ進んでいることを意識して、考え、行動しよう」というべきでしょうか。

「前へ」進みましょう。「前へ、前へ」

2010年、全力中年は、全力で前へ進んで行きます!

ちなみに、「前へ」という言葉からは、80年代に大学生活を送った一人としては、明治大学のラグビーを思い浮かべます。重量FWがシンプルに前へ、前へ。一方、早稲田のラグビーは「展開・接近・連続」。華麗で、緻密なオープン攻撃が見る人を魅了しました。

そして、同志社のラグビーは「自由」。高い個人能力を備えたメンバーが、緩やかなコンセンサスのもと、各局面で最適な選択を積み重ね、勝利をめざす――。
インフォバーンという組織の在り方も、全力で考え、カタチづくっていきます。

MYLOHASのセミナーを見学!

全力中年の増田隆幸です。

まだ4回目なのに、およそ3週間ぶりの更新となってしまいました…。週1更新のペースを維持しなければ。

先週の日曜日(12月13日)、弊社の関連会社であるメディアジーンが運営している女性向けWebメディア『MYLOHAS』が主催したセミナーを見学してきました。題して、

MYLOHAS年末スペシャルセミナー
『恋愛・仕事で使える! 幸せになれる! 2010年あなただけの運勢』
〜占星術のホロスコープで、1年間の自分の運勢をひも解こう!〜

“働く女性のためのリアルビューティ・パーフェクトガイド”をコンセプトに掲げる『MYLOHAS』は、これまでWebサイトを通じて、ビューティー、フード、トラベル、サスティナビリティなど、新しいライフスタイルである「LOHASな暮らし」をおくるための情報を提供してきました。

2006年にWebメディアとして本格的にスタートしてから約4年弱。今では月間250万PV、9万人の女性会員と、3,000人のブロガー会員をもつエコ&ラグジュアリーなオンリー・ワンWebメディアに成長

日々、コンテンツを楽しんでくださっている読者の皆様と、もっとダイレクトに接していきたい! もっとリアルにコミュニケーションしていきたい! そんな思いを実現するために来年2010年からは、『MYLOHAS SCHOOL』を開講します。そのパイロット企画として開催したのが、今回の年末スペシャルセミナーでした。

インフォバーンは、多様なクライアント様の、様々な案件をお手伝いしています。我々が直接手を動かしていることは、Webサイトの構築であり、コンテンツの企画・制作ですが、Webサイト構築やコンテンツの企画・制作は、クライアント様にとって、決して最終目標ではありません。

最終目標はその先にあり、Webサイト構築やコンテンツの企画・制作は、目標達成のための手段に過ぎないのです。

だからこそ、Webサイトでの情報発信と、リアルな場であるスクールやセミナーを融合させようとする『MYLOHAS』の試みを、ぜひとも、きちんと、この目で見ておきたい。そんな思いから、恵比寿で開催されたセミナー会場に向かいました。

セミナーの報告は『MYLOHAS』に譲るとして、個人的にはセミナー参加者の属性、そしてセミナーを受講されている姿勢を、非常に興味深く拝見いたしました。

インフォバーンでも現在、「Webサイト構築」あるいは「コンテンツの企画・制作」という範疇に留まらず、クライアント様と一緒にビジネスモデルを構築していくような案件や、リアルなセミナーやイベントと連携した企画などが進行しています。

弊社代表取締役CEOの小林が、『新世紀メディア論』を上梓し、『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』を監修させていただいてから、そうした動きがより加速しています。

先日リリースさせていただいたソーシャルプロモーションパッケージ「Buzz Lounge」も、リアルイベント、Twitter 、Webメディアを連携させることで、確実に商品/サービスの認知度を高め、共感を醸成し、行動を促すことが目的。

Webメディアとリアルの融合で、読者に対して新たなサービス提供をめざす『MYLOHAS』同様、インフォバーンはWebサイト、あるいはペーパーメディアにこだわらず、そして「Webサイト構築」「コンテンツの企画・制作」といった限定的な範疇に自らを留めることなく、クライアント様と一緒に、ビジネスを成功に導くステップを確実に、着実に歩んで行きたいと考えています。

ちなみに、セミナーでは、ホロスコープをもとに、来年2010年の運勢の読み方を教えていただきました。

2010年、私の運勢は季節で言えば、実りの秋から、厳しい冬の季節に入るそうです(泣)。この話は、次の機会に!

「キューは僕が出す!」

全力中年の増田です。

音楽にはまったく疎く、自分でお金を出して買ったのは、小1か小2の時の、『黒ネコのタンゴ』(皆川おさむ・1970年の年間第1位)のレコードだけ。なのでカラオケも、いわゆる80年代のヒット曲しか歌えません。

まして洋楽(言い方が古いですね)なんて、大学時代に週末の深夜、寮の食堂に置いてあった14インチのカラーTVに映っていたMTVを、観るともなく観ていた程度。

あ〜、そういえば高校時代には、ビートルズも知らなくて、友人から驚きの表情で見られたこともありました(苦笑)

そんな音楽経験しかないのですが、『THIS IS IT』、観ました。

マイケル・ジャクソンも、スリラーとビート・イットくらいしか知らず、『THIS IS IT』も、実は、さほど興味はありませんでした。

きっかけは、とある有料のビジネス系メルマガです。いつもは硬いテーマで、読むのも大変(読まずに放置していることもしばしば)なのですが、先日、「書かずにいられません」と、『THIS IS IT』の感想が連綿と綴られた号が届きました。

そのメルマガの著者も、マイケル・ジャクソンにそれほど興味はなく、娘さんに勧められて、とのことでした。知らなかったから、余計に感動した、ということもあるのでしょうね。

私も、何度か涙がこぼれそうになりました。

歌に感動して、というよりも、スタッフへの明確なビジョンの提示、スタッフをモチベートするときの接し方、話し方、そしてプロフェッショナルとしての細部へのこだわり……。

キング・オブ・ポップスと呼ばれるマイケル・ジャクソンは、天才的な歌い手であるだけでなく、偉大なビジョナリストであり、リーダーでした。

「キューは、僕が出す」。

『THIS IS IT』の中で、何度か出てきた台詞です。ステージを完璧にコントロールしようという強力な意思、大勢のスタッフを導く力、それでいて決して独善的ではなく、周囲への感謝の言葉として、常に「I LOVE YOU.」と語りかける。

ギターソロのリハーサルで、マイケルは言います。

「もっと高い音を出して。もっと。ここは君の見せ場だ。君が輝く場所だ。大丈夫、僕がついている」。

サザンオールスターズの桑田佳祐氏も、観客の方ではなく、バンドの方を向いたとき(後ろを振り返り、仲間の方を見たとき)に、一番いい顔をしていると、聞いたことがあります。

「未体験の世界に観客を連れて行こう」。

マイケルは、リハーサルの最後にスタッフに語りかけます。でも、未体験の世界に、観客より先に連れて行ってもらったのは、マイケルと一緒に仕事をしたスタッフたちです。

私も、そうありたい。お客様はもちろんのこと、スタッフたちを常に新しい、未体験の世界に連れて行けるチカラを持ちたい。そんなことを感じた111分でした。

奇しくも上映は今日(11月27日)まで。ご覧にならなかった方は、ブルーレイなどパッケージが発売されたらぜひ!

そう、マイケルも言っていました。「全力でやろう」と。

ダイソン様+NHK出版様+α=バズ・ラウンジ

全力中年の増田です。

前回、長過ぎました…。かつ、内向きの話でしたので、今回はスッキリ短めで、方向も180度転換し、ビジネスモードで行きます!

■その1
ダイソン Air Multiplier™ 発表会

去る10月16日、ダイソン様は、羽根のない扇風機「Air Multiplier™ (エアマルチプライアー)」を発表、製品発表会が東京・青山で開催されました。インフォバーンは、この製品発表会のWebプロモーションを実施いたしました。

当日は、夕方スタートの製品発表会に先立ち、「ブロガー向け製品説明会」を開催。ダイソンの創業者であり、会長のジェームズ・ダイソン氏が、ブロガーの方々に直接Air Multiplierの商品説明を行う場をプロデュースしました。そして、ブロガーの皆さんには“日本で一番最初に”Air Multiplierに触れていただくと同時に、製品発表会の開始と同時にブログに記事をアップしていただきました。

夕方からの製品発表会では、弊社の兄弟会社であるメディアジーンが展開するガジェット系ブログメディア「ギズモード」が、リアルタイム生中継を実施。

大手メディアの撮影陣が会場後方に設けられた撮影スペースに陣取る中、インフォバーンの担当スタッフおよびギズモード編集部が、会場前方に設けられた特設ステージから、製品発表会の模様を「ギズモード」上で生中継しました。

またもちろん! リアルタイム生中継を行いながら、Twitter上でも、“リアルタイムなつぶやき”を実施。さらに、ギズモード上では製品発表会のレポート記事を掲載するととともに、「ブロガー向け製品発表会」に参加されたブロガーの皆さんの記事をアグリゲートしました。

リアルタイム生中継、Twitter、ブログメディア「ギズモード」での記事掲載、およびブロガーの皆さんの記事のアグリゲートなど、様々な施策を有機的に連携させ、Air Multiplierのバズ(クチコミ)発生をプロモートしました。

■その2
『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』出版プロモーション

世界的ベストセラー『ロングテール』に続き、米『ワイアード』誌編集長、クリス・アンダーソン氏が放つ最新作『フリー〈無料〉からお金を生み出す新戦略』(NHK出版)。

11月24日時点で、アマゾンの総合ランキング11位にランクインしているこの書籍の監修を弊社代表取締役CEO・小林弘人が行わせていただいたご縁で、『フリー』の出版プロモーションをインフォバーンで実施いたしました。

書籍の発売に先立ち、特設サイト「フリーミアム.jp」を構築。書籍『フリー』や、その中で紹介されているフリーミアム(サービスや商品を“無料”で提供、それ以外に有料バージョンも用意するビジネスモデル)について、Twitter上でつぶやかれたことや、ブログなどWEBサイト上で書かれたことなどをアグリゲート(集約)するページを設置、同時に自分のTwitterアカウントでつぶやくことができるフォームを用意しました(フォームからのつぶやきには、ハッシュタグ[#freemiumjp]とURL[http://freemium.jp/]を自動で付与)。

さらに、『フリー〈無料〉からお金を生み出す新戦略』の題名どおり、書籍の本文を丸ごと、しかも無料で閲覧できる1万人限定の無料閲覧キャンペーンを展開!

「Web上で1万人限定とはいえ、本文をすべて公開したら、書籍を買ってくれる人が減ってしまうのでは!?」。そんな声も出ている中、無料閲覧キャンペーンはわずか約43時間で1万人の限定数を達成!

これら、Web上でバズ(クチコミ)を生み出し、集約し、さらに拡散させる施策を一連して展開することで、「書籍の購入者が減るのでは?」という危惧とは裏腹に、アマゾンには多数の予約が入り、書店での発売前に増刷が決定しました。

さらに、11月20日には、メディアジーンのブログメディア「ライフハッカー」主催(協賛:NHK出版/青山学院社学連携研究センター)で、「FREEMIUM HACKS!! (フリーミアムを攻略せよ)」と題した出版記念イベントを実施。

インフォバーン代表取締役CEOであり、『フリー』の監修者である小林弘人がモデレーターとなり、日本のネットビジネスにおいて、いま最も注目される3人のパネリスト――「セカイカメラ」の佐藤僚氏(頓智ドット株式会社COO)、Windows 7の発表会でデモが紹介された動画編集ソフト「LoiLo Touch」を開発した杉山龍太郎氏(株式会社LoiLo取締役)、ライブドア黒字化の立役者、田端信太郎氏(株式会社ライブドア執行役員/メディア事業部長)――を迎えて、フリーミアム(サービスや商品を“無料”で提供、それ以外に有料バージョンも用意するビジネスモデル)について、討論を行いました。

このイベントにも、twitterのハッシュタグが用意され(#freejp2009)、討論の最中から、壇上のスクリーンにはtwitterのタイムラインが映し出され、壇上のパネリスト、会場、そしてWebが一体となった空間が作り出されていました。

※なお、当日のつぶやきはこちらを、ライフハッカーでのレポート記事――イベント「FREEMIUM HACKS!!(フリーミアムを攻略せよ)」レポート第一弾!!――はこちらをご覧ください。

■ダイソン様+NHK出版様+α=バズ・ラウンジ

ダイソン様やNHK出版様のほかにも、金融情報サイトを展開されているモーニングスター様におけるTwitter施策など、インフォバーンでは、これまでWeb上でのBuzz(クチコミ)施策をいくつか展開してきました。

現在、特にTwitterを活用したBuzz施策に注目が集まっていますが、インフォバーンでは、

●Twitter はもちろん、

●リアルイベント

●ブロガー

●Buzzをアグリゲートし、拡散させる特設サイト
(弊社では「Buzz Hubサイト」と呼んでいます)

●さらにユニークなテーマで読者の支持を集めているWebメディア
(「ギズモード」「ライフハッカー」「マイロハス」「マイスピ」)

などを有機的に連携させ、Buzzを効果的に発生させるパッケージを用意しています。

それが、「Buzz Lounge(バズ・ラウンジ)」です。

Buzz Loungeという名称に込めた意味は…。

それは、ぜひ、お会いしてご説明させてください!

Buzz Loungeにご興味・ご関心を持たれた方は、ぜひ、ご連絡ください!!

30年ぶりの丸坊主のワケ

インフォバーン取締役/制作部長の増田です。「全力中年」と題したこのブログでは、1964(昭和39)年生まれの、文字通り中年の私が、日々、仕事やスタッフのマネジメントなどで感じたこと、考えたことを綴っていきます。どんな内容でも、“ソリューション”が必要になった際に、「インフォバーンに相談してみよう!」と思い出していただける一助になればと考えています。

さて、1回目の今回は、「30年ぶりの丸坊主のワケ」です。実は、3週間ほど前に丸坊主にしました。中学生以来です。単なるイメージチェンジではなく、ちょっとした思いがありまして…。

若干、会社の問題点や、私個人の至らない点を晒すような話になりますが、ご容赦ください。

インフォバーンでは、毎週月曜日の朝、全社員でのミーティング(「ブートキャンプ」と呼んでいます)を開催しています。私はそのミーティングの場で、ことあるごとに売上達成、利益確保の重要性を訴えてきました。厳しい経済環境の中、いうまでもなく、今期の最重要課題だからです。

また、2009年上半期は、売上や利益以外にも、期待していた若手スタッフの離脱、スタッフ間のコミュニケーション不足による行き違いなど、社内にいくつかの問題が浮上していました。

こうした問題の解決には、代表取締役CEOである小林や、同じく代表取締役である今田、そしてWebディレクション/コンテンツ/クリエイティブの3つの組織をそれぞれ束ねている3名のマネージャー達と連携して臨みました。一例をあげると、定期的に行っている主要スタッフとの面談に、通常は出席しない小林が加わり、小林からダイレクトにスタッフに話をしてもらいました。

小林、今田、そして3名のマネージャーと問題解決に臨んだ結果、いくつかの問題には改善策が講じられ、営業・制作体制の強化に向けた組織変更などが実現しました。

現在、下半期がスタートして1ヶ月あまり。上半期と比べると、社内が、いいサイクル、いいフォーメーションで動いています。年末、年度末に向けて、新しいエポックとなりそうな案件の納品もあり、スタッフのモチベーションも高まっています。

そんな下半期がスタートして間もなくのこと、管理部門のスタッフが「下半期の新しい組織図です。確認をお願いします」と1枚のシートを持ってきてくれました。

その新しい組織図を、何気なく眺めていたのですが……。

「アッ!」と、思わず声を上げそうになりました。

組織的に言えば、インフォバーンは制作部と管理部の2つに分かれています。事業で言えば、ソリューション事業に特化しており、その唯一の事業を遂行しているのが「制作部」です。そして、その制作部を統括しているのが、制作部長である私です。極めて、当たり前の話ですよね。どこに「声を上げそうになる」ほどのことがあるのか……。

それは、私の心の中、にありました。

・営業強化のために、小林、今田もメンバーとしたタスクフォースが稼働しています。
・主要スタッフとの面談に、緊急で小林が参加しました。
・スタッフに関する日常的な問題は、今田に相談しています。
・様々な案件は、3名の強力なマネージャーを中心に推進しています。

では、一体、制作部長である私の役割はどこにあるのか? 売上達成/利益確保、スタッフの問題、社内コミュニケーションの問題……。制作部で起きた問題は、すべて私ががっしりと受け止めなければならない問題だったのです。

この極めて当たり前のことを、組織図を見るまで、しっかり認識できていなかったことに、今さらながら気がついたのでした。

重大な問題は小林、今田に頼り、案件の推進はマネージャーに頼り、制作部を統括し、責任を負うべき自分は、両者の間に立って、いちばん楽をしてきたのではないか。そう思い至りました。

小林、今田は、日本のインターネット人口が、まだ数万人しかいなかった時代に、インターネットをテーマにした、しかもテクノロジーの話ではなく、インターネットが社会や文化に及ぼす影響を考察した雑誌「ワイアード」を創刊しました。

1998年には、インフォバーンを創立し、委託販売を10数社に断られ続けながらも、最終的には、雑誌の発刊をやり遂げました。

2003年には、日本の大手ISPの中で先陣を切ったブログサービス、ニフティ様の「ココログ」の立ち上げに参画し、今では当たり前になった「著名人ブログ」や、ブログの書籍化など、日本のブログサービスのひな形を作り出しています。

ビジネスの、あるいは人生の重要な局面において、自ら決断し、責任を背負ってきた2人と言えるでしょう。その2人に、私は取締役でありながら、制作部長でありながら、甘えていました。

ここからは、若干お恥ずかしい話ですが……、私はモノを買う時にも、競合商品をできる限りチェックしなければ購入できないタイプです。たとえば、百貨店が近くに3店あるなら、3店とも回らないと決められない。3店回った末に、結局、最初に見た商品を買ったり、何も買わなかったり、というタイプ。

何かを選択することが、その後の可能性を狭めると思ってしまうタイプでした。でも、それは間違いです。選択しない、という行動は、しょせん問題を先延ばしにしているだけです。「選択しない」という選択を消極的に行っているに過ぎません。そして、意識の中では選択しないことで、選択したことから生まれる「責任」から逃げていたのです。

でも、逃げることは決してできません。「逃げていたこと」から来るツケは、必ず自分に帰ってきます。

以下は、行動経済学という最新の経済理論の受け売りですが、人間は「後悔回避」の行動をとります。「現在、そして将来における後悔を避けたい」という思いが、人間の意思決定を左右しています。

そして、私たちは、短期的には「選択して失敗した行為」を後悔しますが、長期的には「やらなかったこと」に対して強い後悔を覚えます。「トム・ソーヤーの冒険」で知られるアメリカの作家、マーク・トウェインは、「20年たてば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる」という言葉を残しています。

私も、仕事をはじめて20数年経ちます。いくつか、後悔することもあります。それはやはり、「しなかったこと」への後悔です。

45歳にして、選択し、決断し、責任を背負うことから逃げてきた自らの愚かさ、至らなさに気づきました。

いままで何とかやってこられたのは、日本経済がバブルに向かう直前に仕事を始め、バブルの恩恵はさほど受けなかったけれど、バブルが弾けた影響も受けず、トータルで見れば、何となく右肩上がりになっていた「幸せな時代」に身を置いていたためと言えるかもしれません。

しかし、もうそんな時代ではありません。それに「45歳」で、やっと気づいたのは、明らかに遅すぎます。遅すぎますが、時計の針を戻すことはできません。

気づいたからには、心に刻み、決断し、責任を引き受けて、前に進むしかありません。そのことを忘れないための丸坊主です。短絡的といえば、短絡的ですが、そこは40代半ばの中年なので、行動が古くさいのです(笑)。

「全力中年」のタイトル名にも、実は、そうした思いが込められています。陸上の短距離競技にたとえれば、バックストレートをもう走り終え、最終コーナーと、ゴール前の直線しか残っていないのかもしれません。

でも、「まだ勝負どころの、最後の直線が残っている」と考えることにしました! 取締役/制作部長というポジションを再認識し、「決断と責任」を決して忘れず、全力で走ります!

取締役制作部長 増田隆幸

1964年生まれ。
1986年3月、同志社大学法学部卒業。
同年4月、広告制作会社に入社。
コピーライター・ディレクターとして広報誌、SPツールなどの企画・制作に携わる。
2004年1月、株式会社インフォバーン入社。
2005年、ソリューションビジネスカンパニー長に就任。
2006年、メディアソリューション部門長に就任、現在に至る。

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