ホーム ブログ 【書評】マンガで始めるコンテン...

【書評】マンガで始めるコンテンツマーケティング─『マーケ企画部 四葉幸のハッピーオウンドメディア』

株式会社インフォバーン ロゴ画像

IB_happy_media1
 

こんにちは、プロダクション部門コンテンツ開発ユニットの小林実央です。今回は、去る6月13日よりKindleでの販売が開始された、電子コミック『マーケ企画部 四葉幸のハッピーオウンドメディア』をご紹介します。

本書は、2012年12月から翌13年3月まで、サイト「Web担当者フォーラム」にて連載されたマンガを電子コミック化したもの。原案・監修として、弊社・インフォバーンも関わっている作品です。

主人公の四葉幸(以下、幸)は、食品会社のマーケティング担当者。オウンドメディアを立ち上げるため奔走する幸の姿を追うことで、コンテンツマーケティングの立ち上げから運営までの基礎知識を学べる内容となっています。

   

オウンドメディアの「最大の武器」とは?

一番の見所は、幸がWeb制作会社のインクバーン(※インフォバーンのもじりですね)とともに、自社サイト「スパイス・ハーブの庭」をオウンドメディア化しようと決心したところ。やる気満々の彼女に水を差すように、社内からはネガティブな反応が湧き出します。

   

やっぱり『うち独自のコンテンツ』がいまひとつイメージできない…継続的に発信していける情報なんてうちにあるか?(マーケティング企画部・部長)

今までやってた雑誌タイアップじゃダメなのかな。我々も実物を持っていけるからお店の担当者に説明しやすく、先方も理解しやすいと思うんだよね。(営業部・部長)

   

オウンドメディアは、会社全体を巻きこんでつくり上げる、いわば企業の顔。そのため担当者は、まず社内の説得という困難と向き合わなければなりません。しかし、それを乗り越えてこそ、最大の武器である企業だけが知る独自のコンテンツを見いだせるというもの。そんな逆境を幸とインクバーンは、いかに打破したのか? ぜひともマンガで確認してください。

   

最先端のコンテンツマーケティング事情

ところで、約2年前に連載開始された本書。題材にされている基礎知識は、いまなお生きる大切なものですが、最新事情としてはさらなる進化が起こっています。それは、ユーザーにコンテンツを届ける道筋をつくるコンテンツディストリビューション──。

情報過多となりつつある、現在のWeb世界。たとえ、読者に求められるすばららしいコンテンツをつくっても、その他の情報に埋もれてしまうことも懸念されます。そのため、さまざまな手法を駆使して、コンテンツをユーザーに正しく“届ける”ことを考えなくてはならないのです。

現在のインフォバーンでは、そのコンテンツディストリビューションについても、さまざまな手法の開発が進んでいます。詳しくは、アカウントプランナーの土井による、効率的な記事の届け方 ~「コンテンツディストリビューション」のいま~を御覧ください。

   

コンテンツマーケティング入門に最適な本書。Kindle端末をお持ちでなくても、アプリを利用すればiPhoneやAndroidなどスマートフォンでも楽しめます。販売価格はたったの199円。さらに興味を持たれた方には、作中の第1話で登場する書籍『メディア化する企業はなぜ強いのか?』も合わせて読むことをおすすめします。

小林実央

エディトリアル&ライツユニット所属。現在女性系オウンドメディアを担当中。毎日女子力UP?なトレンド情報を追っかけています。