マネージャーブログ

アプリ開発講座を終えて

木継 則幸

6月から通っていたiPhoneアプリ開発講座(レインボーアップススクールイーグル・藤永氏運営)が、先月終了した。

サンプルプログラムを通じてObjective-C言語の基礎を理解した上で、実際にアプリ開発をしながら企画〜開発〜申請と、ひととおりの開発スキルを身につけることができる。とはいっても、難易度の高いプログラミングは挫折の繰り返しである。ソースコードを何度見返しても解決しない時には、スクールの開発コミュニティーにずいぶん助けられた(このスクールの特徴のひとつに、受講生、講師、卒業した開発者からなる500人を超える開発コミュニティを有することが挙げられる。開発に躓いたときにコミュニティに質問を投げると、必ず誰か(多くは同じ失敗の経験者)がアドバイスをくれる)。

今回、藤永氏や彼らコミュニティの開発者からは、2つのことを得た。

ひとつは言うまでもなく、アプリ開発の知識とスキル。そしてもう1つは、開発者のもつべきマインドについて。

アプリ市場という世界に開かれたマーケットから問われるのは、「自分は何がしたいのか?」というシンプルな原理である。

と、文字にしてしまうと、何でもないことのようだ。しかし、Webサイト、SNS、スマートフォンアプリ……コンテンツの容れ物が多様化するにつれ、私たちは形から入ってしまいがちだ。そして形や表現で満足することが増えてはいないだろうか?

彼ら開発者たちに通じるのは「マーケティング? コンセプト? そんなことはどうでもいい。大切なのは、何が欲しいかだ」というスタンス。

もちろん、彼らが市場やコンセプトについて何も考えていないはずはない。むしろ他の誰よりも勉強している。毎朝必ずapp storeをチェックし、気になるアプリは何百とダウンロードして分析する。こうしてユーザーと市場の動向を熟知する努力を重ねながらも、「そんなことより大切なのは自分が何が欲しいかだ」と、あえて言い切る。

講義の合間に行われるブレイクタイム講座によると、今後アプリ開発は、アンドロイドの「インテント」のように、アプリ同士を連携させる方向にシフトしていくという。開発者はすべての機能を開発する必要がない。コアの部分のみを開発し、すでにある他のアプリの機能を連携させればよい。

となると、今後重要なのは、機能(アプリ)をどのように連携させるかという、チューニングの力。そしてもう一つは、やはり「自分は何で勝負するのか」という、核となるオリジナリティの追求である。

コンシューマー・デベロッパーによるアプリ開発とソリューションビジネスを同じ俎上に載せることはできない。それでも今回の講座は、私たち制作者が忘れてはならない行動原理を改めて問い直すための、よい機会となった。

  • home
  • ページの先頭に戻る アクセスキー0