窓を開けると自動車の騒音と悪臭、閉めると二酸化炭素地獄(※1)。オフィスのよどんだ空気に息がつまりがちな星野くんは「新鮮な空気を吸うため酸素缶を常備していますが、焼け石に水ですね」と語り(※2)、実際頻繁に屋外で深呼吸している様子だった(※3,※4)。この「新鮮な空気を吸いたい」という欲求だが、都心の雑居ビルでどうにかなるものなのだろうか? アントン流の答えがコレだ。




「まずオフィスの広さとスタッフの人数がマッチしていることが大切だね。それから個人でできることとしては、まず植物を置くこと。植物自体の呼吸があるから気分が変わってくるよ。そして、もうひとつ大事なのは、机の上に不要な書類は出さないことだね。紙は空気中のホコリを吸い寄せてしまうから、人が動くたびにそのホコリが舞い上がって、空気が汚れる原因になってしまうんだ」

スポーツ用の酸素缶を買い込むほど新鮮な空気に飢えていた星野くん。引っ越し後はそんな必要もなくなったと嬉々とした様子。「新しいオフィスになって端から端まで見渡せるようになり、息苦しさはなくなりました。また、僕を含め多くの人がフリーアドレスになったことで、自分の荷物の量も減り、必要なものだけ取り出して仕事をするようになったので、仕事の能率が上がってきた気がします」