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IA Summit 2013に参加してきますよ:京都支社長・井登のレポート~メインプログラムDay1・その2~

株式会社インフォバーン ロゴ画像

おはようございます、世界! 井登です。

今回IA Summitのために滞在しているエリアは“インナーハーバー”と呼ばれる内海を囲むような場所に位置している町。そのため、町の移動にWater Taxiと呼ばれる船が使われています。

 

 

インナーハーバーに数箇所に設けられた停留所をめぐっていく様子はタクシーというよりバスなんですが、穏やかな内海を風を受けて進む体験はとても爽快!

海賊、にしては穏やかすぎる航路ですが(笑、わたしも体験してみました。

そしてホテルの近くはリトルイタリーと呼ばれるイタリア系のエリア。そのためイタリアンのお店がたくさんあります。ボルティモアについたその夜にもホテル近くのイタリアンレストランにふらっと入ってみましたが、なかなか美味しゅうございましたよ!

 

 

あ、しまった。。。また余計な話で貴重なスペースを使ってしまった!
毎度おしゃべりが過ぎますね、失礼しました。。。

気を取り直して今回のレポートですが、前回に続きIA Summit 2013メインプログラムDay1の模様をかる~くご報告します。あくまでふんわり、かる~くです(笑。

Day1ではキーノートの他、計7つのセッションに参加したので、そのうち2つのセッションについてワンポイントずつご紹介しますね。

1つ目のセッションは、ビジネステクノロジーサービスベンダーであるAvanadeでユーザーエクスペリエンスデザインマネージャーを務めるAustin Govella氏による「User Experience Architecture in a Cross-Channel World」。

クロスチャネルにおけるUX設計をいかにして行うか?についてのスピーチでした。(Austin氏は、とてもダンディでセクシーな方!)

 

 

セッション開始と同時に「はいー、隣の人と自己紹介しあってー」というAustinの提案で、あちこちで会話が始まりリラックスしたムードに。(わたしの隣人はChrisというとても聡明で爽やかなUXエンジニアの青年でした)

こういう“ツカミ”が海外カンファレンスらしくて気持ちもアガります(笑。

そんな中始まったスピーチ冒頭でAustinが言うには、“クロスチャネル”と“マルチチャネル”はよく似たものとして使われがちだが、別モノであると明確化。

マルチチャネルはある単一のサービスをユーザーに提供するために従来使われてきたチャネルに代替されるチャネルを用意するのに対し、クロスチャネルはある単一のサービスの利用が様々なチャネルに拡がりユーザーにとってはまさに(複数のチャネルで利用しているという意識もなく)“いつでもどこでも利用できる”(it can be experienced as a wole)という発想です。

このように定義されたクロスチャネルでのユーザー体験をデザインするための3原則は、

  • Open(開かれている)
  • Forward(前を向いている)
  • Conservative(保守的である?)

 

このあたり、言葉の意味と意図を理解するのが難しかったんですが(特に“Conservative”の解釈)おそらく、いつでも何とでもつながることができて、ユーザーにとって特定のツールや閉じられた環境でしか使えないものではなく、そして誰でも特別な知識を必要としないでも理解できるものに、サービスはデザインすべきだ、ということなのかなー?。まさにユビキタス的な発想でこれからのユーザー体験設計者はサービスをデザインすべきである、ということになるのかと感じました。

スピーカーが結論を出すのではなく、我々聞く側もIAやUXという共通のバックグランドを持つ同志として自分なりに考える素晴らしい機会を与えられていると感じます。

Austinのプレゼンスライドはこちらから見ることができますので、皆さんも是非考えてみてください。

はー、難しい!次(笑。

2つめにご紹介するセッションは、

Design Guidelines: Real-Life Stories」というセッションで、デザインガイドラインをどのようにガバナンスすべきか?について、2つの成功事例を通してその方向性を語る、という内容。

冒頭でデザインガイドラインがカバーすべき指針には、

  • ユーザーエクスペリエンスの原則
  • ユーザー中心デザイン+ユーザビリティ
  • ビジュアル
  • インタラクション+ナビゲーション
  • テキスト
  • アクセシビリティ
  • コーディング
  • ヘルプ+マニュアル

 

が含まれるべきであると定義しが、「とはいえ、まず最初はビジュアルの定義から始めるのがやりやすいよ」と提唱しています。

 

 

※座る位置を失敗して、スライドの真ん前にマイクが。。。

1つ目の成功事例は、ソフトウェアテストなどの計測システムベンダーであるJDSUが大学などの授業支援ソフトウェア「Blackboard」のガイドライン開発に関わった事例。

この事例では、ユーザーエクスペリエンス(UX)チームのみならず、品質保証(QA)、ソフトウェアエンジニアリング(SE)、パフォーマンスエンジニアリング(PE)、プロダクトマネジメント(PM)のそれぞれのチーム全てが協力してステアリングコミッティーとなり議論のうえでデザインガイドラインを作っていった、というやり方でウマくいったという事例。

 

 

2つ目の成功事例は、ゼロックスの事例。
以前は事業部や製品ごとに統一されたガイドラインがなかったことでバラバラなデザインになっていた問題を解決するためにゼロックスがとった解決方法は、

 

 

コミュニケーションにおけるデザインに関して、従来のように製品ごとのチームや事業部に任せるのではなく、“ブランドセントラル”と名付けれた専門チームを結成し、全てのブランドに関するデザインはブランドセントラルが“ユーザー体験は適切にクリアしているか?”、“ブランディングの観点から問題はないか?”などのチェックと承認を行う、という体制をとることで成功したということです。

 

 

(ブランドセントラルでダメ出しがつくと、容赦なくブランド側に変更や見直しを求めるフィードバックが飛ぶとのこと。キビシイ!)

言葉で言うのは簡単だけど、なかなか実現と徹底が難しいやり方ですよね。。。

経営や事業部の事情や言い分がせめぎ合う中、ユーザーエクスペリエンスデザインとIAという立場のチームがそこに切り込んでいって成功に導いている、という点にすごく関心しました。

日本もこれから、もっとそうなっていくのかなー?

ここまでにご紹介した2本以外にキーノート2本と個別セッション3本の合計7本のセッションをDay1では拝聴しました。

もー、おなかいっぱい!!!(苦笑。。。

セッションが終わって荷物を置きにホテルの部屋にもどると、すっかり町は黄昏色に染まっておりました。

 

 

今回も拙いくせに長いレポートを読んでいただいてありがとうございます。
気力が続けば、またレポートさせていただこうと思いますので、よろしくお願いしまーす!

 

以上
ボルティモアより愛をこめて

井登友一

 


 

【メインプログラム その1】
https://www.infobahn.co.jp/news/2242

【カンファレンス初日 その2】
https://www.infobahn.co.jp/news/2232

【カンファレンス初日 その1】
https://www.infobahn.co.jp/news/2226

【前日】
https://www.infobahn.co.jp/news/2196