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【アドテック-講演レポ #7】アホのためなら、なんでもあり! アホテック様がアドテック東京2014に降臨

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9月16日(火)から3日間に渡って開催された、アドテック東京2014の公式カンファレンスの中でも、ひときわ異彩をはなっていたのが「アホテック東京 – 公式 -」。「アホの作り方」をテーマに行われた、18日の公式セッションをレポートします。

登壇者は自身のコンプレックスをネタにして世の中を救ってきたという山根シボルさん(写真中央:株式会社人間 代表取締役)、TBSのドキュメンタリー番組『情熱大陸』でおなじみの川田十夢さん(写真右から二番目)、「ふざけたことしかやらない」がモットーのシモダテツヤさん(写真右:株式会社バーグハンバーグバーグ 代表取締役)。ちなみに、壇上にはつねにアホテック様(写真左:身長2メートル30センチ)が立っています。

 

下品さをコントロールする技術を

最初の登壇者、山根シボルさんのテーマは「下ネタ」。ようするにエロとう◯この話です。どうしてもうん◯ネタをやりたかった山根さん。浣腸メーカーから企画の依頼が来たときには、思わずガッツポーズしたんだとか。そして実現したのが、ひきこもりの「ベン」君を外に出してあげるという企画です。

 

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象徴的なベン君の住んでる家

 

ここでは、う◯こと言わずにうん◯を匂わせる「サブリミナル◯んこ」的手法を取ったそうです。山根さんいわく、「下品さをコントロールする技術さえ身につければ下ネタも怖くない」とのこと。

 

最先端の技術とアホは相性がいい

『情熱大陸』に出演して「完全に売れました」という川田十夢さん。しかし、同じく『情熱大陸』に出演したことのあるプログラマーの真鍋大度さんに間違われたので、「もっと売れてやる!」とスピーチ前から意気込んでいます。まずは2020年までにあらゆる技術が劇的に進化すると予測が出ていることを紹介。

・ 2017年 モバイルアプリ操作の50%がウェアラブル端末から送られる
 (米国ガートナーの予測)
・ 2018年 世界の携帯端末契約数が93億件に達し世界人口を上回る
 (NHK NEWS/エリクソン社の予測)

など。

それをどう読み解くか説明しました。ただし、アホになって。

 

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Google Glassを身につけている未来のヤンキー。名づけて「BE-BAP Google Glass」です。

 

未来のヤンキーは、それまでどんなに相手を威嚇してもGoogle Glassに対しては「てめえ、ちょっと待ってろよ!…OK! Glass! I ask…」というように、丁寧にしゃべらないといけないというジレンマが生まれます。そのほか、最先端の技術を駆使して、数々のアホな事例を紹介しました。
最先端の技術とアホはそのギャップもあいまって、とても相性がいいです。

 

アホを追求する「探求者」

最後の登壇者は「がんばるぞ!」が企業理念の株式会社バーグハンバーグバーグで代表取締役をつとめるシモダテツヤさん。クルマのキャンペーンサイトでは肝心のクルマにカバーをかけて見えないようにしたり、「クルマ1台プレゼント!」というのはありがちなので「バンパーのみプレゼント」にしたりと、数々のアホな事例を紹介。また、「リーズナブルな演出のテクニック」として、ホストをリーズナブルに演出し、会場を沸かせました。

 

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クールなホストもワンコイン定食にしか見えません。

 

講演を通じて、自分たちがおもしろいと思うことはとりあえずクライアントにぶつけてみるという姿勢が大切だと感じました。ただし、登壇者のみなさんはそういうネタが嫌いそうなクライアントには深入りせず、気に入ってくれそうなクライアントにのみアタックしているそうです。それも企画を成功させるワザのひとつですね。デジタルだからこそできるおもしろさを追求している姿はけっして「アホ」ではなく、アホを追求する「探求者」。その衣装もあいまって、神々しく見えました。

 

最後にひとこといただきました

最後に、講演を終えた川田十夢さんよりインフォバーン・メディアジーンにコメントをいただきました。

 

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小林(弘人)さん、お世話になっております。ギズモードはだいぶ早くにAR三兄弟を取り上げてくれて。あの、なんだっけ? あの変なライターさん! 名前忘れた…。

以上です。楽しい講演をありがとうございました!

田汲洋

新卒でちっちゃな広告代理店に入社するも、カルチャーへの憧れが止められず某雑誌の大喜利世界大会に出場して優勝。ここでおもいっきり進む方向を間違える。2011年に出版社に転職。宣伝部でエロゲー雑誌やラノベ、マンガを担当し、ゲームショウやコミケなど数々のイベントを手がける。2014年にインフォバーンに入社。2017年10月より新卒採用担当となる。