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学生がネイティブアドづくりに挑戦!第1回採用セミナーレポート

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インフォバーンでは今年から本格的な新卒採用を開始し、全2回の新卒採用セミナーを開催中です。今回は、3月28日(土)に開催された第1回セミナーの様子をレポート。「知っておきたい、Webメディアと広告の新しい関係」と題し、セミナーにトークセッション、ネイティブアドづくりのワークショップと盛りだくさんな内容で行われました。

 

Web・広告業界の基礎と動向をつかむ

まずはインフォバーンの津田一成によるWeb・広告業界セミナー。広告業界の動向やWebマーケティングの歴史、デジタルマーケティングのいまについてスライドを用いながら詳しく説明していきました。

 

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マーケティングの基礎解説から広告形態と手法、業界内の企業の役割の違いなどを順を追って丁寧に解説

特にスポンサードポストを成功に導くための5つの条件(下記)は、後半に控えるネイティブアド制作のワークショップのヒントにもなる内容。みなさんメモを取りながら真剣に聞き入っていました。

スポンサードポストを成功に導くための5つの条件

1.オーディエンスから信頼されているメディアであること
2.ブランド視点だけでなく編集部視点を取り入れたストーリーをつくること
3.オーディエンスにとって自然に触れることができる広告形式をとること
4.オーディエンスを楽しませることのできるコンテンツをつくること
5.ストーリーを読者にリーチさせるパワーのあるメディアであること

 

ネイティブアドの企画ポイントとは

セミナーのあとはライフハッカー[日本版]の吉川晶子副編集長をゲストに迎え、インフォバーンのメディアプランナーとのトークセッションを展開。若手メディアプランナーによる仕事内容の説明に加え、印象に残っているライフハッカー記事を取り上げて企画づくりの極意を語りました。

 

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会場が一番盛り上がったのが、3Dプリンタを用いたケンタッキーフライドチキンのネイティブアド。「ケンタッキーこだわりのオリジナルチキンを3Dプリンターで真似できるか!?」というユニークな内容が海外版TechCrunchの目に止まり、それを逆輸入する形で日本版TechCrunchが掲載、それをYahoo!が紹介……というように、海外メディアをも巻き込んでどんどん拡散されていきました。

結果的に多くの若いターゲットユーザーに届いたこの記事。Web時代の爆発的な情報拡散の威力を感じられるこの事例に、みなさん興味深々といった様子で聞き入っていました。最後に「企業のやりたいことと、読者が読みたいと思っていること、その接点を見つけることが企画で一番大事」と、企画づくりのヒントを語った吉川副編集長。休憩のあとは、いよいよワークショップの開始です。

 

ネイティブアドをつくってみよう!

今回は参加者のみなさんに「ライフハッカー上で掲載するネイティブアドをある企業に向けてプランニングする」と仮定してワークショップに取り組んでいただきました。用意された5つの商材(iPad、スキー、ビール、スーツ、腕時計)の中から1つを選び、タイトルと概要、その意図について最後に発表します。

たとえば「スキー」の場合。担当者の悩みは、

・近年若い人のスノボ人気で利用者が減っている
・さまざまなレジャー施設がオープンしたことで「わざわざ遠くのスキー場にいかなくても」という声もある

が挙げられています。これに対してどのようなターゲットを設定し、メッセージを届けるためにはどのような企画が考えられるのでしょう? それぞれ5名ほどの計6チームに分かれ、1時間半で自分たちのネイティブアドを形にしていきます。

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アイデアが次々とふせんに書き込まれていく

各チームにはインフォバーンのスタッフがつき、企画づくりをサポート。テーマ選定や企画を詰める作業をしているうちに、時間はあっという間に過ぎていきました。

 

同じテーマでも、切り口はさまざま

最後は各チームによる発表です。講評は吉川副編集長とインフォバーンのメディアプランナーの土井孝彦が担当。模造紙にタイトルと企画内容をまとめ、1チームずつ順番に発表していきます。

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短時間にも関わらず、どのチームもしっかりと企画がつくりこまれていた

テーマが被ったチームもいくつかありましたが、興味深かったのはそれぞれまったく違う切り口で企画されていたこと。6チーム中3チームが選択した「スキー」では、「新しいストレス解消法」や「上司や同僚と距離を縮める方法」、「ゲレンデで本気の恋探し」と異なる企画が上がったのに加え、「サングラスで顔を隠しているから本音で話せる」「会社では見られないかっこいい姿にときめく」など若さ溢れる素直な意見が反映されていることも新鮮でした。記事の内容もしっかりと考え込まれているチームが多く、「海と山、どっちでナンパされたいかのアンケート結果・分析・写真比較」を挙げた『ゲレンデで本気の恋探し』チームに対しては「見てみたい!」という声が会場から上がりました。

 


 

新卒のみなさんを迎えて行われた今回の業界研究セミナー。ワークショップを通じて若いみなさんの柔軟な発想と企画力に触れることができる、すばらしい機会となりました。ここで参加者にいただいた感想の一部をご紹介します。

・考えている途中にもアドバイスがいただけたり、社員の方からのフィードバックもとても勉強になりました。また、実際の仕事に対するイメージもしやすくなったかと思います。

・会社の雰囲気まで見ることができたことが大きく、満足しています。内容も盛りだくさんで、トークセッションという他社さんの説明会では無いものもあってリラックスして楽しめました。

 

●「編集/マーケティング」がテーマの第2回セミナーの様子はこちらからご覧ください。 「恋と就活に効くマーケティング講座」 https://www.infobahn.co.jp/ib_column/5096

児玉萌

ディレクションユニット所属。海外メディアを読み漁りながら、おもしろい事例を常に探しています。