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2014.1.30

まず計画ありき──Webプランナーのアイデア発想法

こんにちは。プランナーの羽村です。私は、これまでさまざまな企業のコーポレートサイトやキャンペーンサイト、オウンドメディアの立ち上げなどをプランニングしてまいりました。

その経験から今回のコラムでは、どういった思考フローで企画のアイデアを作り上げているか、またその各思考段階において使っている個人的なテクニックのようなもの、果ては普段の生活のなかでの心構えみたいなものをお伝えしたいと思います。

これからWebプランナーを目指す、頑張っている若い人たちの成長のヒントにもなれば幸いです。

 

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発想法の古典的な良書『アイデアのつくり方』

思考フローなんてことを言いましたが、実は基本となることはこの本に書いてあります。

  アイデアの作り方

広告業界、Web業界を問わず、“企画”に携わっておられる人なら読んだことがある人も多いのではないでしょうか? まだ読んでない方はぜひ一度読んでみてください。びっくりするくらい薄い本なので1日かからずに読めてしまいます。

著者であるジェームス W.ヤング氏は、『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』と言っています。さらにアイデアを導き出すことは、以下の段階を経ることによって誰にでも可能と言っています。

 

  1. データの収集
  2. データの咀嚼
  3. データの組み合わせ
  4. ユーレカ(発見)の瞬間
  5. アイデアのチェック

 

これだけ? ほんとに? と疑ってしまうくらいシンプルですよね。

でも読めばすんなり納得できると思います。ただし、この本を読んでその通りに実行すれば誰でも凄腕プランナー! 明日から君も第一線で活躍! というわけではもちろんありません。筆者も『説明は簡単至極だが実際にこれを実行するとなると、もっとも困難な知的労働である』と言っています。

この『もっとも困難な知的労働』について、少しでも参考になるようなテクニックを個人的な経験から紹介したいと思います。(何回続けられるか、わかりませんが…)

 

データの収集について

アイデア創出のためのフローの第1段階は「データの収集」です。『アイデアのつくり方』では、データは以下の2種類に分けられています。

●特殊資料
製品やサービスなどアイデアの対象となるもの、また消費者、サプライヤーなど関連する情報

●一般資料
特殊資料以外の情報は何でも

特殊資料については一見当たり前のことですよね。提案する場合には、クライアントからのオリエン資料を読み倒すのはもちろんのこと、記載されていない事項については追加でヒアリングする、それでも足りなければ書籍や雑誌、Webなどで徹底的に情報収集していきます。

ただし、この段階でよくありがちなのが、集める情報の広さと深さを見誤ってしまうことです。

提案までの期間に余裕があればまだ良いのですが、そうはいかないのが現実です。決められた上限の中で最高の仕事をするのがプロフェッショナル。では、効率的に情報収集をするためには、どうしたら良いのでしょうか?

 

まずは広く浅く漏れなく

僕が個人的にオススメするのは「情報収集リスト」を作成することです。闇雲に情報を集めていては時間が足りません。また自分が気になる情報に固執しすぎて、重要な情報を調べる時間がなくなる、そもそも漏れてしまうなどの可能性もあります。

まずは最初に調べる必要があると思う事項をリスト化してみましょう。作業時間を決めて、思いついたことをひたすら書き出してみてください。作業時間を決めて行うことが重要です。

書きだしたら今度は大まかに情報の分類をしてみてください。分類された各項目が情報探索リストとなるので、これに従えば最初のアプローチとして問題はないはずです。

 

整理することが大事

最初のアプローチとしては問題ないと書いたのは、もちろんこれだけで充分ではないからです。そもそも書きだしたリストに重要な事項が漏れている、思いつかなかった可能性もあります(その対処方法は次回以降で紹介します)。

本コラムでお伝えしたかったことは、アイデアを導き出すときにも、「最初に計画を立てる」ことの重要性です。

幾多のハードな日々を超えたプランナーならば、経験則から情報収集のアタリをつけられるかもしれませんが、まだまだ駆け出しであればこういった基礎をしっかりと学ぶことが、その後の応用につながります。

 

今回は情報収集のアプローチ方法(基礎編)を、半ば自分への戒めも含めてお伝えしましたが、次回からはもう少し踏み込んだ話をお伝えできればと思います。

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