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2014.7.17

バーチャル空間で何ができる? 「オキュラスリフト」マーケティング最新5事例

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仮想現実を体験できるヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift(オキュラスリフト)」。

今年の3月には、Facebookが20億ドルで買収したことでも話題になりました。そんなオキュラスリフトを使用したマーケティングは、すでにいくつかの企業によって実施されています。

今回は、その最新の5事例をご紹介しましょう。

 

マーケティングの幅を広げる、バーチャルショッピング

事例1:Tesco「Tesco Pele」

将来、実店舗という概念はなくなるかもしれません。イギリスのスーパー最大手であるTescoは、オキュラスリフトを使ったバーチャル店舗プロモーションを実施しています。バーチャル店舗では実際に買い物ができ、Tescoがその買い物客の行動をデータ化。そのデータを商品棚や店舗の設計に役立てようとしているのです。

 

ファンの長年の夢をオキュラスリフトで実現

事例2:O2「Wear the Rose」

ラグビー・イングランド代表スポンサーの携帯会社O2社は、ヨーロッパの強豪6カ国が参加する「Six Nations Championship」に合わせて、イギリスチームの練習をバーチャル体験できるコンテンツを提供しました。このキャンペーンではラグビー大会の認知だけでなく、最新マシンを使ったことで、O2の先進性をアピールすることにも成功しています。

 

体験は言葉以上に語る、手に汗にぎる恐怖をオキュラスリフトで味わう

事例3:Red Bull Ireland「Ready To Dive In ?」

これは、スリルがたまらない…。Red Bullが大会運営を行う、究極のダイビング競技「クリフダイビング」。これを擬似体験できる本キャンペーンは、#Oculusのハッシュタグをつけて @RedBullIREにツイートすると、オフィスにRedBullチームがオキュラスリフトを持ってやってくるという仕組みです。言葉だけでは伝わりきらない、断崖絶壁から飛び降りるというスリリングな競技の魅力を体感できるのです。

 

オキュラスで“タイムラグがある世界”を体験

事例4:ume.net「Living with lag」

もしも、タイムタグが現実世界にあったら…。スウェーデンのブロードバンドプロバイダーume.netは、高速通信の重要性を訴求するためのプロモーションにオキュラスリフトを使用しています。オキュラスリフト前面に取り付けたカメラで再現した、タイムラグのある映像を見ながら生活するとどうなるかを検証。その動画を配信したところ、500万回の再生数を記録し、大きな話題となりました。現実世界に少しのラグがあると、卓球も料理もまったくうまくいかないようです。

 

バーチャル内覧は、まるで「どこでもドア」!

事例5:HOME’S「Room VR」

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オキュラスリフトを使ったマーケティングは、日本にもあります。不動産情報サイトHOME’Sが発表したバーチャル内覧アプリケーションは、時間を変えて1日の日当りが確認できるなど、実際に物件の内覧をした時以上の体験を味わえます。現在はまだ試作段階ですが、完成前の物件や遠方にある物件などの活用に期待が膨らみます。

 

インフォバーンのクリエイティブ・フェロー、木継則幸による「ミラノサローネ」のレポートでも紹介した、オキュラスリフト。プロモーションにおいて、映像や言葉だけではなく、擬似体験を通して企業メッセージを伝えることができるようです。

こうした試みもまだ始まったばかり。今後もどのような展開があるか、目が離せません。

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