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企業の新しいブランディング戦略。「BrandTalk」とは何か?

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2014年11月、インフォバーンでは「BrandTalk」というコンテンツマーケティングの新たな手法となるパッケージプランをリリースいたしました。

企業のブランドメッセージを記事コンテンツに変換し、生活者(BrandTalkのターゲットユーザー)の元へ届ける仕組みを持っていることが、このパッケージプランの最大の特徴です。

今回は、アカウントプランニング部門長である城口智義に、この新パッケージプラン「BrandTalk」について聞きました。

 


 

まずは、簡単に「BrandTalk」の概要を教えてください。

「BrandTalk」は、コンテンツを「ギズモード・ジャパン」などのメディアを介して、デジタル上で流通させるためのパッケージプランです。これまでマスメディアでやっていたことをデジタルでもやって認知獲得するというコンセプトで作られています。

パッケージに含まれる主な機能は3つです。

・メディアのノウハウを取り入れたマイクロブログの提供
・メディア運用のノウハウを持ったコンテンツ制作チームの配置
・メディアジーンメディアと連動したコンテンツディストリビューション機能

 

具体的に、どういった方法で認知獲得していくのでしょうか?

主に弊社のグループ会社であるメディアジーンのメディアを使って、コンテンツディストリビューションを実現させます。ラインアップされているメディアは、「ギズモード・ジャパン」や「ライフハッカー[日本版]」をはじめとした、月間総PV数1億4400万超の8メディアが中心。生活者へのタッチポイントとして機能するメディアを介してコンテンツを紹介することによって、情報を探していない潜在層にメッセージを送り届けます。これによって、ブランドへの認知獲得・興味醸成が可能になるのです。

 

<サービスイメージ>

 

ただ現状として、Webマーケター側では、マスメディアの代替策としてデジタルを積極的に使おうという考え方自体、あまり根づいていません。というのも、デジタルプロモーション予算のほとんどは、数字で計測できるリスティング施策やバナー広告などのダイレクトマーケティング領域で止まっている状況だからです。Web上でコンバージョンさせて、売り上げが上がればさらに予算を投下する、というダイレクトマーケティングが伸びてきました。

しかし2014年に入ってからデジタルマーケティングでもブランディングを行っていきたいというニーズが大きくなってきています。今回リリースした「BrandTalk」やネイティブアドは、そのニーズをとらえ、デジタルでのブランディング施策を牽引してくれると考えています。

いまや、スマホの普及、コンテンツの増加など生活者の情報取得スタイルは変わり、「情報を探していない人」に刺さるコンテンツ提供が必要になってきています。そのなかでマスメディアの代替策としてデジタルメディアを積極的に使っていくことは、企業にも生活者にも大きな価値をもたらす可能性があるでしょう。

 

モデルになっているサービスはありますか?

アメリカのGawker Mediaが運営する「Kinja」やWashington Postの「BrandConnect」、Forbesの「BrandVoice」などですね。コンテンツをクライアント側で作成して、各メディアに投稿できる。ブランドのコンテンツをディスプレイではなく、コンテンツベースで伝えることができるので、多くのブランド企業が活用しています。

ただ、クライアントが作ったコンテンツが、Washington Postの記事に混じって投稿されることが議論になったりもしています。ユーザーからすると、Washington Postの記事を読みにきたのに、別物が混じっているということになりますからね。

「BrandTalk」はこの点の解決策として、パートナーメディアにポストされる時に、メディア編集部が「BrandTalk」のコンテンツを引用し、オリジナルの記事をあらためて作成するというスタイルをとります。メディアの色を残したままブランドメッセージを拾ってもらえるので、ユーザー側から見てギャップをなくすことができます。

コンテンツ制作の流れとしまして、基本的にはインフォバーンが制作を行います。クライアント側で制作する場合には、これまで企業のオウンドメディア・コンテンツマーケティングを支援してきたインフォバーンの編集者が制作をサポートすることも可能です。

 

今後の展開をお聞かせください。

「生活者の関心」に応える質の高いコンテンツと、それを届けるコンテンツ流通経路、情報発信を想定したオペレーション。この3つが適わないといまの時代の生活者に情報を届けるのは難しいと考えています。

なので「BrandTalk」を活用できるシーンは増えていくと思います。まずは実績をつくっていきたいところですね。

 


 

コンテンツマーケティングで成果をあげるためには、「広告の提供」ではなく「価値のあるコンテンツの提供」が必要になります。さらに、「価値のあるコンテンツ」を生活者に届けるためにはメディアリレーションが有効です。「BrandTalk」ならこの条件がそろったより効果の高いデジタルマーケティング施策を提供できることでしょう。

インフォバーンは「BrandTalk」を通じてブランドのデジタルマーケティングの推進に貢献してまいります。詳細な情報・資料請求につきましてはこちらからご相談ください。

張替郁美

Web制作会社を経て、2014年秋にインフォバーン入社。エディトリアル&ライツユニット所属で美容・健康に関するメディアを担当している。新たな知見で暮らしが潤ったらいい。