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モチベーショングラフで振り返る、若手社員による採用イベントを開催

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こんにちは! ソリューション部門にて、企業のオウンドメディア支援を中心としたメディア・コンテンツ戦略を担当していますディレクターの立野(タテノ)公彦です。。

2019年2月28日(水)に20卒向けの就活生を対象にした採用イベントを行いました。

「会社説明会ってきれいごとばかり言ってるんじゃないの?」
「ポジティブなことばっかりじゃなくてネガティブなことも聞けたらいいのに」

さまざまな会社で採用イベントが行われているかと思いますが、上に書いたような感想を持ってしまう学生も多いですよね…、ということで、インフォバーングループでは、「若手社員による本音の座談会」を企画し、会社をさまざまな角度から感じてもらえるように考えました。

モチベーショングラフで人生を振り返る

今回の座談会では、モチベーショングラフを使って、会社での業務を人生と掛け合わせることで振り返っていきます。

モチベーショングラフとは、縦軸をモチベーション、横軸を時間とし、自分が生まれてから今までのモチベーションの上がり下がりを書いていくものです。過去の経験から、どんな時にやる気が出て、どういう時にやる気がなくなったかを振り返ることで、体験や出来事と自分のモチベーションがどのように関係しているかを明らかにすることができるので、自己分析にはぴったり。就活生のみなさんもぜひ活用してみてくださいね。

モチベーショングラフについて詳しくはこちら

まずは、ROOMIE編集長である野田くんのお話から。

野田 翔(株式会社メディアジーン所属『ROOMIE』編集長)
映像制作会社を経て、第二新卒として2017年4月入社
メディアジーンにてBusiness Insider JapanのWebディレクターになる。その後、ディレクション業務のほか、イベント事業立ち上げも経験。2018年ROOMIEに移籍してWebディレクターをやりながら、編集も行う。同年8月ROOMIE編集長に就任。

野田くんは学生時代に企画に携わったVRデバイスが大ヒットしたことがきっかけで、むしろ残念な就活生になってしまったことを語りました。

「学生のときに手頃に購入できるVRデバイスの企画に携わり、それが10万個も売れてしまったんです。もちろん学生だった僕に利益は入ってきませんでしが、『就活なんて余裕だ!』と調子に乗ってしまうには十分で…。さらに、そのタイミングで3年受け続けた国費留学枠にもようやく合格できて、さらに天狗になってしまいました。僕は留学先のカナダで就職活動をしたんですが、そんな調子なので、挑戦的なスタンスで面接に臨むわけです。自分を取らない会社はおかしい、と」(野田)

しかし、そんな態度の学生を採用してくれる会社はひとつもなかったそう。

「結果的に50社以上の会社から不採用を突きつけられました…(笑)。そして失意のまま日本に帰ってきて、映像制作会社で働いたりと紆余曲折あり…、結果的にインフォバーンに拾ってもらえたんです」(野田)

インフォバーンに入ってからは、Webディレクターとして働いていた彼でしたが、編集がやりたいと思い、仕事とは別にプライベートで「DON’CRY(ドンクライ)」というWebメディアを立ち上げたそう。

「会社に入ってから、編集者への憧れが強くなって…。編集部への異動を虎視眈々と狙っていたのですが、段々とDON’CRYの記事が話題になってきて。会社からも野田に任せてみようと思ってもらえたのか、ついに去年、異動させてもらえたんです。結果を出すことが人に信頼してもらえるきっかけになるんだと感じましたね。編集は実力主義の世界なので、結果を出すことが一番大事だと胸に刻んで、ガムシャラにがんばる毎日ですね」

続いては、メディアプランナーの水戸部です。

水戸部 咲(株式会社メディアジーン所属 メディアプランナー)
2016年4月入社 
インフォバーンにてアカウントプランナー配属後、メディアオペレーションや営業事務を経験。その後メディアプランナーとしてBusiness Insider Japanのアドセールスを担当。商品開発やイベントプランニング、他社とのアライアンスなどにも業務領域を拡大中。

水戸部さんは、学生時代にWebメディアの運営に没頭していたそう。

「もともと教職課程にいたのですが、教職には合わないという感覚があり、他の業種やその実態を知るために就活生向けのメディアで記事広告などを担当していました。そのまま就職活動をして、大手総合代理店などにも内定をいただいていたのですが、大きな会社で希望しない部署に配属されるリスクよりも、どんな部署でもメディアに関わることができるインフォバーンに入社することを決めました」(水戸部)

入社してからのモチベーションはどうでしたか。

「いまはメディア・プランニングの部署でBusiness Insider Japanを担当しているのですが、入社当時は別の部署に配属されました。そこでは自分の実力不足と求められることのギャップによって、かなりモチベーションが下がってしまいました。でも今の部署では、自分が学生時代にやっていた仕事の延長線上でもあるし、イベントプロデュースやアライアンスなどメディアビジネスの広がりを感じることができ、かなりモチベーションが上がっています」(水戸部)

モチベーションが上がったとしても、さきほど言っていた自分の実力不足とのギャップはどのように埋めたのでしょうか。

「最近思うのは、予備校講師の林修先生が提唱している考え方です。それは自分の仕事をやりたい⇔やりたくないという横軸だけで考えるのではなく、できる⇔できないという縦軸も含めて作られた「表」を意識するというものです。できることの領域を増やすことが結果的に『やりたいかつできる』領域を増やすことにつながると気づいたんです。それに気づいてからは頭の中がクリアになりました」(水戸部)

最後はアカウントプランナーの大浦くんです。

大浦雅俊(株式会社インフォバーン所属 アカウントプランナー)
2016年4月入社
インフォバーンでWebディレクターとして配属後、入社2年目にアカウントプランナーとなる。現在は大型クライアントの案件を担当し、サイト、記事広告、動画制作、イベントプロデュースをはじめ、プロジェクト全体の進行管理などを行う。

大浦くんは大学を休学して映画会社でインターンを経験したそう。しかし、同じ会社で働いていた会社の先輩たちが映画業界に夢や希望を抱いているように見えなかった。その経験が映画業界だけでなく、違う業界も見てみたいと目線を変えるきっかけになったと話します。

会社に入ってからは、WEBディレクターとして働き出した大浦くんでしたが、だんだん自分のできる仕事を少しずつ広げたいと思い、社内の公募制度でアカウントプランナーの部門に異動しました。

「やりたいことがあれば、どんどん手をあげることができる環境というのがインフォバーンの良いところですね。ただ、アカウントプランナーになった瞬間にクライアントのビジネスモデルや、インフォバーンが提供できるソリューションの理解度が格段に高いレベルで求められました。ですが、先輩の提案についていかせてもらったり、読むべき本などを大量に教えてもらうことでインプットが格段にしやすかった環境だったことも覚えています」(大浦)

ここからは学生からの質問タイム!

■質問①
学生時代にいろんな経験を積んでも、入社してからいろいろ苦労されてきたかと思います。どのようなことに悩んで、どのように克服していきましたか?

「上司から求められたことに対して頑張ってアウトプットを繰り返していくというのを愚直にがんばりました」(大浦)

「ディレクターをしていたころは、編集部がやりたいことを自分なりに咀嚼して、施策をどんどん考えて提案していった。そういう動きをしていると、だんだんまわりが期待してくれるようになったかな」(野田)

「最初はもちろん仕事ができないので、モチベーションが下がるのは当たり前だったと思う。でもそれは自分に対する期待値が高いから。最初は知識や実力がないのでそれを認めてからは、シンプルにがんばればいいと気づきましたね」(水戸部)

■質問②
企業に就職するのではなく、起業するという選択肢はなかった?

「まったくなかったですね。会社に所属してもいろいろなことにチャレンジできると思った」(水戸部)

「自分のメディアがうまくいったら辞めようと思っていたこともあります。けれどそんなに甘いものではなかったとメディア運営をしていてわかりました。自分のメディアでやれることと会社でやれることがそもそも違うので、それを両輪で回していくのが最強だと、いまは感じてます」(野田)

「全く考えていなかったです。学生時代のインターン先での先輩を見て自分の力量不足を痛感していたので」(大浦)

■質問③
成果がでないときに踏みとどまることができた原因は? 憂鬱な月曜の朝はどうやって会社に来ていましたか?

「今の自分の市場価値がまったくないと感じていたので、絶対履歴書にかけるような成果をあげてやる!と思ってがんばっていますね」(水戸部)

「言い方悪いかもしれないけど、自分がやりたいことをやらせてもらっているのに、そこから目をそむけるのは<逃げ>だと思った。うちの会社の良いところはリスペクトできる先輩が必ずいること。迷ったり、追い詰められたりするときは、相談できる先輩にいろいろアドバイスをもらいました」(野田)

「入社当時は知識がないから仕事ができないと感じていた。でも、知識が増えれば自然と仕事ができるようになると思っていたので、そこまで悩むことはなかったです。あとはメンターの先輩が筋道を見せてくれた。それがかなり希望になりましたね」(大浦)

■質問④
中長期的な目標とかはありますか?

「できることを増やす。以上です(笑)。例えば営業成績を上げていくと、別の収入を作れないか?原価を抑えられないか?というように事業そのものを考えたり、利益を上げるための分析をしたりするようになります。その理想にスキルが追いつくには、経験も勉強ももっと必要だと思っています。」(水戸部)

「広告業界やデジタルマーケティングでキャリアを積み重ねたい。5年後とかではなく、1年後にこうなりたい、というのを考えて日々仕事をしています」(大浦)

「あまり目標というのはなくて、仕事って人生の1/3くらいだから、楽しくやりたいと常に思っています。生きている意味を誰かに提示したいし、それを追い続ける仕事がしたいからインフォバーンにいるって感じですね」(野田)

カジュアルなグループ座談会や懇親会も実施

質疑応答のあとは、いくつかのグループに分かれてもらい、そこに先輩社員が同席して、カジュアルな座談会を開催しました。その後はインフォバーングループの他の社員にも参加してもらい懇親会も実施。

また、今回は社内のグラフィックレコーディングチームによる、同時レコーディングも行いました。コミュニケーションをわかりやすく可視化することも弊社のお仕事のひとつなんです。

就活生にインフォバーンのことをいろんな角度から知ってもらいたいと企画したこの採用イベントでしたが、自分のモチベーショングラフを振り返ったり、学生からの鋭い質問によって、むしろ社員のほうがいろいろな気付きを与えられたようです。

インフォバーングループでは今後も説明会を行っていきますので、学生の皆様のお越しをお待ちしております!

EX Journal編集部

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