ホーム 事例 みんなでつくる『びゅうたび』の...

みんなでつくる『びゅうたび』の輪!ブランド価値向上と新たなファン接点を創出するSNS施策

株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス

記事「みんなでつくる『びゅうたび』の輪!ブランド価値向上と新たなファン接点を創出するSNS施策」のメインアイキャッチ画像

Summary

株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス様は、オウンドメディア『びゅうたび』のファン層拡大と体験価値向上を目的に、アンバサダーの起用を軸としたSNS施策を実施しています。“旅好きの情報収集層”との接点を広げるとともに、ファンがファンを呼ぶ仕組み作りを推進。アンバサダーによるInstagramでの旅投稿や、指定のハッシュタグを活用したUGCの創出などに取り組んでいます。

課題

  • SNSを通じて、メディアのターゲットである旅好きの方とより多くの接点を形成したい
  • SNSや、メディアを通してJR東日本びゅうダイナミックレールパック※の認知・理解に繋げたい
  • ファンの意見を取り入れることで旅に関するニーズを把握し、『びゅうたび』の体験価値を高めたい
    ※JR東日本びゅうツーリズム&セールスが提供する、列車と宿泊(または日帰りプラン)を自由に組み合わせて申込みできる旅行商品。

成果

  • アンバサダーの質の高い投稿を通して、JR東日本びゅうダイナミックレールパックの認知獲得と商品理解促進に寄与
  • 指定ハッシュタグ「#旅先が見つかるハッシュタグ」の投稿数は、2024年12月時点で2,253件に達し、旅好きなユーザーとの接点形成に貢献
  • アンケートや座談会の実施内容を記事化。アンバサダーと編集部の交流を通して、来年度施策に向けた示唆を得ることにも貢献

Outline

プロジェクト概要

ファンがファンを呼ぶ仕組みの構築を目指すSNS施策

JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、観光流動創造会社として旅行事業や地域共創事業などを推進するJR東日本グループの企業です。旅行商品の企画・販売から地域の魅力発信まで、幅広いサービスを提供しています。

JR東日本びゅうツーリズム&セールスが運営するオウンドメディア『びゅうたび』は、まだ知らない東日本周辺地域各所の魅力を伝え、「旅に出たい」という気持ちを育むメディアです。「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を活用することで、列車と宿泊(または日帰りプラン)を自由に組み合わせ、理想の旅を実現できることを伝えています。

インフォバーンでは、同メディアのプランニングから運営、記事制作までのご支援を2016年から行っています。2019年には会員機能を実装し、ユーザーとの関係構築の強化に取り組んでいます。2024年度よりさらなるファンとの交流を深めるため、びゅうたび会員のなかからアンバサダーを選出し、SNSを軸とした施策を始動。

この施策の目的は、“旅好きの情報収集層”との接点を増やし、ファンがファンを呼ぶ仕組みを構築すること、そしてアンバサダーと編集部の交流・共創を通じて『びゅうたび』の体験価値を高めることでした。

クライアント
株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス

期間
2024年4月~

担当領域
コミュニケーションプランニング
コンテンツ制作
クリエイティブ制作

Approach

アプローチ

2024年度の施策は、びゅうたび会員として応募いただいた方の中から選出された5名のアンバサダーの方々にご協力いただき、主に下記の3つの施策を行いました。

  • “びゅうたびアンバサダー”によるInstagramでの旅投稿
  • “びゅうたびアンバサダー”による座談会や、アンケートをもとにした記事公開
  • Instagramでのハッシュタグキャンペーン

双方向のコミュニケーションが生まれたアンバサダー施策

“びゅうたびアンバサダー”によるInstagramでの旅投稿では、それぞれのアンバサダーが自身のInstagramアカウントを通じて、JR東日本びゅうダイナミックレールパックを利用した列車旅の楽しみ方を発信。投稿には多くのコメントが寄せられ、フォロワーとの交流も活発に行われたことで、“旅好きの情報収集層”との接点が自然に広がる結果となりました。

『びゅうたび』には、アンバサダーの投稿をまとめた記事を掲載し、あわせてJR東日本びゅうダイナミックレールパックの商品情報も紹介。旅のイメージ喚起とともに、サービス理解の促進にもつながっています。

また、アンバサダーとの継続的な対話としてアンケートや座談会も実施しています。これらは、読者目線のリアルな声として今後の企画立案に役立てられるだけでなく、その内容自体が記事化され、高い反響を得ています。

ユーザーが自然と参加したくなるハッシュタグキャンペーンを設計

また、アンバサダーとの取り組みとあわせて、旅好き同士のつながりを促進し、Instagram上での“旅の語り場”をつくることを目的に、ハッシュタグキャンペーンを実施しました。SNSで旅行の情報を “探したい人”と“発信したい人”のニーズと、『びゅうたび』としてのブランドイメージを踏まえ、「#旅先が見つかるハッシュタグ」というハッシュタグを設定。このハッシュタグは、ユーザーがSNSで日常的に情報発信する中で、自然と旅の魅力を発信したくなるように設計しています。

「自分が旅先で発見した素敵なモノ・コト」の発信を促すこのキャンペーンにより、UGCの創出とともにハッシュタグの認知を広げ、アンバサダーたちの投稿が始まる前から、Instagram上に旅の話題が蓄積される土壌を整えることができました。

Output

成果と展望

『びゅうたび』は、「自分らしい列車旅と出会う」というコンセプトのもと、メジャーな観光地の情報だけではない、「好き」を追求する旅の魅力を届ける記事を配信してきました。“王道の列車旅”という枠にとらわれないこうした独自のテーマ性が読者を惹きつけ、ファン層の形成にもつながっています。

本施策のアンバサダー募集に際しては、募集人数に対して予想をはるかに上回る応募がありました。これは、『びゅうたび』が掲げるコンセプトが読者の心を強く捉えた結果だと考えられます。

アンバサダーによる質の高い写真・テキスト投稿は、JR東日本びゅうダイナミックレールパックの認知獲得と商品理解促進に大きく寄与。また、指定ハッシュタグ「#旅先が見つかるハッシュタグ」は継続的に投稿が増えており、旅好きなユーザーとの接点が今なお広がり続けています。

今後も、『びゅうたび』は「自分らしい列車旅」というテーマ性を追求し、読者の皆さまと共にコミュニティを育みながら、旅の新たな可能性を提案してまいります。

Voice

クライアントの声

インフォバーンさまと『びゅうたび』を立ち上げてから9年が経ちました。その間にサイトのリニューアルや会員機能の実装、会員サービスの拡充等、時代に即した改善と施策の進行を担っていただき感謝しているとともに、頼りにさせていただいています。

これからも、びゅうたびユーザーさまの体験価値向上と、東日本周辺エリア×列車旅のさらなる魅力創出を目指し、一緒に取り組ませていただければと考えております。

JR東日本びゅうツーリズム&セールス ダイナミックレールパック本部
松田祐里奈様

Member

制作体制

プロジェクトマネージャー|大久保江莉
コンテンツディレクター|川添真由香  、川嶋美羽、玉置桃香
デザイナー|新谷有加、鈴木里佳、大槻崇人、俵口優花
ウェブディレクター|久冨碧