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2017.4.26

レポート|「IWDK」での登壇で伝えたかったこと

2017年4月22日、サービスデザイナー・グロンダールは、インフォバーンKYOTOのデザインディレクター辻村とともに、デンマーク・オーフス市のVIA単科大学で開催される同国最大のデジタルフェスティバル「Internet Week Denmark 2017(IWDK)」に登壇しました。

本イベントには例年6000人以上が来場し、出展数は100を数えます。掲げるテーマは、デジタル化によるビジネス・社会に対するインパクトを軸に、インターネットがどのような今後の価値提供を形にするか。その大きなテーマを沿っていれば、どんな企業でも出展できるフェスティバルです。

私たちは、「Stories about innovation and design between Denmark and Japan」をテーマに、3つのポイントについて話しました。

一つめは、日本におけるビジネスとイノベーションのチャンスについて。海外でなかなか知られていない日本市場と社会に関するデータを、日常生活でのエピソードをベースに展開しました。たとえば、日本の労働市場の現況やデジタルデバイスのトレンド、教育システムの特徴などについて統計データを発表。そのうえで、日常生活において、それらのデータをどのような形で解釈することができるかを示しました。

二つめは、日本における消費者経験と期待についてです。欧米ではあまり馴染みのないポイント制度やそのエコシステムの独自性などについて話すことで、欧米の企業が自社製品やサービスの提供価値を日本の市場に最適化させることの必要性を伝えたかったのです。提供価値を最適化させることで、より大きなチャンスが眠っているともいえます。

このチャンスについては、INFOBAHN DESIGN LABO. (IDL) が最近経験した国際的なデザインワークのフローなどを用いることで、日本におけるビジネスチャンスを活かせることを最後のポイントとして伝えました。

私たちのセッションにはあらゆるバックグラウンドのオーディエンスがいらっしゃいました。海外のスタートアップ、大手デザインエージェンシー、大学教師、スマートシティーを担当している公務員など、本イベントの多様性をここでも実感しました。

そのほかに、IWDKでは次のようなイベントも催されました。

キーノートでは、Google Researchのデザインディレクター・Matt Jones氏をはじめ、2016年の米大統領選にも出馬したBernie Sandersのシニアテクノロジーアドバイサー・Zack Exley氏、世界で利用されている女性向けのヘルスケアアプリ「Clue」を開発したIda Tinなどが登壇しました。

そのほかに、子供にVRを紹介するイベントや、フランスのデザインコンサルタンシー・Valtechによるテクノロジー紹介、プロジェクションマッピングなども実施されました。

国際イベントの経験は多くはありませんが、遠く北欧の舞台に出ていく意義を強く感じたイベントでした。多くの方が、日本とその市場に興味を持っていますが、そもそもどうやって関係を築き、積み重ねていくのかについてはまだまだ障害が多くあります。こうした登壇の機会を活かし、さまざまなプレイヤーと直に接する機会をもつことで、今後の事業活動を、より国内にとどまらない豊かなものにできると確信しています。

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