インフォバーンは1998年の創業以来、「オウンドメディア」や「コンテンツ・マーケティング」という言葉が一般化する以前から、「企業のメディア化」「コンテンツ中心によるユーザーとのエンゲージメント」を提唱し、お客様とともに新しいコミュニケーションの形を追求してまいりました。
常に新しいテクノロジーや概念が登場するたびに、社名の由来でもある「情報の道(インフォバーン)」に、どのようなコンテンツを載せ、ユーザーと企業を結ぶかを考え、結果を出すことに注力してきました。私たちは、メディアやコンテンツを通じて人や企業をストーリーで結びつけ、「共感」を広げ、行動の連鎖を生み出す「価値創造パートナー」であります。
特にテクノロジーの目覚ましい進化や、先行きの見えない世界情勢のなかに置かれたいま、情報取得はより難しくなり、その信頼性や文脈理解、そして「ストーリーテリング」が大きな鍵となります。
大量のデータ解析やコンテンツ収集はAIが得意とするところです。おそらく、今後、無数のパターンを模倣するコンテンツが情報空間を埋め尽くすでしょう。しかし、そのなかで「信頼」を築き、人の心に響く「ナラティブ(物語り)」を生み出し、データをスパイクさせるのは、人間がもつ洞察とインサイトを予知する編集力、デザイン思考、そして共感力なのです。
私たちの強みは、それらを生み出すための「コンテンツ」と「デザイン」、そしてそれを統合する「編集」にあります。
「コンテンツ」は単なる情報ではありません。ユーザーとの「対話」を生み出し、企業とステークホルダーの関係性を構築するためのエンジンです 。私たちは、お客様のビジネスとユーザーを深く理解し、戦略的なコンテンツ企画から運用までを一貫して支援します。
「デザイン」は見た目の美しさにとどまりません。ユーザー体験(CX)やサービス、組織文化、そして未来の「ビジョン」そのものを設計する広義な概念です。デザイン思考やSFプロトタイピングなどの手法を用いつつも、お客様がより自律的にそれを継続できる教育も含めて、ビジネスモデルの構想、社会課題の解決に向けた具体的なアプローチを共にデザインしていきます。
そして、コンテンツとデザインを統合し、価値を最大化するのが「編集」の力です。情報の海から本質を見抜き、文脈を与え、共感を呼ぶストーリーとして再構築する。これは、AIにはできない、人間の「直感(洞察)と仕掛け」「人間味を残したキュレート」といった最後のスキルが求められる領域です。
私たちは、この「編集」の視点をもって、お客様の「見えない価値の体系化と可視化による啓蒙」を支援し、お客様自身の言葉で一貫性のあるストーリーを語れるようサポートします。
「コンテンツ」「デザイン」「編集」——これらの力に加えて、グループ企業TNLメディアジーンのグローバルな情報発信力を背景に、アジアと欧州のパートナーたちと共に培ってきた未来を予知し啓蒙する力、そして異分野のエキスパートやステークホルダーをつなぐ媒介者としての役割を通じて、私たちは「新たな混沌」の時代においても、お客様が永続的に価値を創出し続けるためのパートナーでありたいと考えています。
ぜひとも、私たちとお話をさせてください。未来に向けた価値創造について、皆様と語り合える機会を心より楽しみにしております。
代表取締役会長兼社長 CVO(Chief Visionary Officer) / 共同創業者
小林 弘人