なぜブランド戦略が重要なのか?

モノやサービスが溢れ、機能的な差別化だけでは生き残ることが難しい時代。ユーザーは製品のスペックだけでなく、そのサービスを使うことで得られる体験価値や、サービスを提供する企業の姿勢・目指す未来像といった、ブランド全体が持つ意味を重視するようになりました。 顧客、従業員、投資家などのあらゆるステークホルダーから「選ばれ続ける」ためには、自社の存在意義を定義し、独自の価値を持つブランドを築くことが不可欠です。

その根幹をなすのが、企業や事業の「あり方」そのものである「ブランドアイデンティティ」です。ビジョンや価値観、顧客に提案できる独自のベネフィットを言語化することで、組織が進むべき道を示す羅針盤が生まれます。 それは日々の意思決定の拠り所となり、すべての企業活動に一貫性をもたらす基盤となります。

WebサイトやSNSから店舗、従業員の応対まで、顧客がブランドに触れる機会は多岐にわたります。策定した羅針盤に基づき、あらゆる接点で一貫したメッセージと体験を提供することで、顧客の中に揺るぎない信頼が育まれ、強いブランドイメージが築かれていくのです。

「ブランド戦略策定」サービス

インフォバーンのブランド戦略策定支援は、企業の「あり方」そのものと向き合い、本質的な価値を見つめ直すことから始めます。市場や顧客の分析といった多角的なリサーチと、経営層から現場社員までを巻き込む対話(ワークショップ)を通じて、貴社ならではのブランドアイデンティティを共に定義します。

その「らしさ」を社会や顧客、社員に浸透させ、共感を呼ぶためのコミュニケーション戦略を策定し、事業成長へとつなげます。

解決できる課題

ブランド戦略の不在は、組織の様々な部門で課題となって現れます。

経営企画・事業企画の悩み

  • 社会や市場の変化に合わせて、自社の価値を再定義したいが、進め方が分からない
  • 価格競争から脱却し、独自の価値で選ばれる事業戦略を描けていない
  • 部門ごとにブランドの解釈が異なり、全社で一貫した方針を打ち出せない

マーケティング・広報の悩み


  • 自社の強みや魅力が顧客に伝わらず、コミュニケーション施策の効果が上がらない
  • 顧客のニーズを捉えられず、メッセージが本当に響いているか確信が持てない

人事・HRの悩み


  • 企業の理念やビジョンが従業員に浸透せず、組織に一体感が生まれない
  • 求める人材に自社の本当の魅力が伝わらず、採用でミスマッチが起きている

インフォバーンの特徴・強み

ブランド価値を、対話とリサーチで共に探る

一面に付箋を貼った模造紙をテーブルに広げて、ワークショップを行う様子

私たちは、徹底したユーザーリサーチや、顧客や社員を巻き込むインタビューやワークショップなどを通じて、ブランドの「らしさ」を定義し、ブランド価値を言語化します。ブランドのベネフィットや、イメージとなる世界観までを定義することで、顧客や従業員にとって真に価値のあるブランド体験を設計します。

編集力を活かした、伝わるブランドストーリー構築

創業以来培ってきたメディア運営の知見と編集力を活かし、企業の価値や想いを、ステークホルダーの心に響く「伝わるストーリー」へと転換します 。単なる事実の羅列ではなく、文脈を捉え、共感を呼ぶ物語としてブランドを設計する点が最大の強みです。

社内外をつなぐ、一貫したブランド体験のデザイン

顧客向けの「エクスターナルブランディング」と、従業員向けの「インターナルブランディング」は表裏一体です 。私たちは両面を見据えた戦略を策定し、社内外すべての接点で一貫したブランド体験を創出することで、企業価値の最大化に貢献します。

支援プロセス

ブランド戦略策定の4つのステップ:1つ目はブランド調査です。自社視点のリサーチや顧客視点のリサーチ、競合との比較を行います。2つ目はブランドアイデンティティの策定です。パーパスやビジョン、ミッション、バリュー、ブランドベネフィット(機能・情緒・社会的価値)を定めるブランドコアと、ブランドパーソナリティやムードボード、キーワードに基づくブランド世界観の2つから策定します。3つ目はブランド浸透計画です。誰に、どんなメッセージを、どんなコンテンツやタッチポイントで届けるかのコミュニケーションプランを策定します。4つ目は施策実行です。コンテンツやクリエイティブ開発、広告などの活用を含めて実行を支援します。施策例には、コンテンツ制作やクリエイティブ制作、Webサイト制作、イベント企画・制作、ワークショップ、Web広告、SNS広告、OOH、メディアタイアップなどがあります。
1
ブランド調査
多角的なリサーチを通じてブランドの現状と課題を正確に把握します。
貴社が持つ独自の強みや価値観を深掘りする「自社視点のリサーチ」、顧客のインサイトやニーズを探る「顧客視点のリサーチ」、そして市場での立ち位置を明確にする「競合との比較」 。これらの分析から、ブランド戦略の土台となる示唆を導き出します。
2
ブランドアイデンティティの策定
リサーチで得た示唆を基に、ブランドの核となる「ブランドアイデンティティ」を定義します。
企業の存在意義(Purpose/Vision)や提供価値(ベネフィット)を定める「ブランドコア」と、顧客に感じてほしいイメージや人格(パーソナリティ)を規定する「ブランド世界観」。この両側面から企業の「らしさ」を言語化・可視化し、組織の揺るぎない羅針盤を創ります。
3
ブランド浸透計画
定義したブランドアイデンティティをステークホルダーに届けるためのコミュニケーションプランを策定します。
顧客や従業員といったターゲットに対し、「WHO(誰に)」「WHAT(どんなメッセージを)」「HOW(どんなコンテンツやタッチポイントで)」伝えるかを具体的に設計します。
4
施策実行
策定した計画に基づき、具体的な施策を実行します。
コンテンツ制作やWebサイト構築、広告やイベントの企画・運営など、コミュニケーションプランを最適な形で具現化。戦略を机上の空論で終わらせず、確かな成果へとつなげる実行力でプロジェクトを推進します。

よくあるご質問

策定されたブランド戦略は、どのように活用するのですか?
商品開発、マーケティング、広報、採用活動など、企業のあらゆる活動の指針となります。具体的な施策への落とし込みまでご支援します。
策定期間はどのくらいかかりますか?
企業の規模や状況、目指すブランドの方向性によって異なりますが、数ヶ月から半年程度の期間を要することが一般的です。
他社との差別化が難しいと感じています。それでもブランド戦略は策定できますか?
はい、むしろそういった状況でこそ、ブランド戦略の策定が重要です。貴社独自の強みや潜在的な価値を見つけ出し、戦略を共に築きます。
策定したブランド戦略が社内に浸透するか不安です。
策定段階から社内関係者の巻き込みを重視し、戦略への理解と共感を促します。必要に応じてインターナルブランディング支援と連携し、浸透をサポートします。
ブランド戦略は一度策定したら終わりではないと聞きました。策定後のサポートはありますか?
はい、策定後の運用状況を定期的に確認し、市場の変化や事業の成長に合わせて戦略の見直しや調整をご提案する継続的なサポートも可能です。

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