第一生命「ミラシル」×「アイドルマスター」！ファン熱狂のインタビュー企画でエンゲージメントを創出｜支援実績

プロジェクト概要

第一生命保険株式会社が提供するオウンドメディア「ミラシルby第一生命」は、「暮らし」「健康」「お金」といった毎日を豊かにするためのテーマを扱う情報プラットフォームです。インフォバーンは2021年より本メディアの戦略設計、コンテンツ制作、アクセス解析までを担当しています。

今回、メディアの課題であった若年層へのリーチ拡大と新規会員獲得を目指し、熱量の高いファンコミュニティを持つ人気アイドルプロデュースゲーム「アイドルマスター」とのコラボレーション企画を立案・実行。

ファンとの共創を重視した本企画は、当初の想定を大きく上回る新規会員登録数を達成。さらにSNS上で多数のUGC（ユーザー生成コンテンツ）が生まれた結果、メディアの認知を拡大させることに貢献しました。

課題

会員登録促進のためには、より多様なアプローチで幅広い層にリーチし、高いエンゲージメントを生み出す必要があった
従来の評価指標であったPV数・会員登録数などに加え、今後のエンゲージメントを高める施策における新たな評価軸を確立したい

成果

ファンコミュニティへのアプローチにより、新規会員登録数が当初想定の約20倍に到達。若年層へのリーチ拡大とエンゲージメント向上に貢献
X上での200件以上の活発なUGC発生に繋がり、UGC発生をエンゲージメントの重要な指標とする、新たな評価軸を確立

クライアント: 第一生命保険株式会社

担当領域: コンセプト設計
コンテンツ制作
PR戦略策定
メディア戦略設計
SNS運用
キャンペーン企画・実施
イラスト制作

期間: 2025年4月25日〜2025年5月26日（施策実施期間）

今回、バンダイナムコエンターテインメント様の「アイドルマスター」との企画コラボはインフォバーン様からご提案いただきました。キャンペーンと連動したコンテンツ・4コマ動画等様々な工夫を凝らした企画や、オフラインイベントでの告知等様々な媒体での露出を検討してくださり、結果多くの方に楽しんでいただけるコンテンツとなり感謝しております。

第一生命保険株式会社　篠原遥様

プロジェクト詳細

「アイドルマスター」20周年記念！ファンを魅了する架空インタビュー記事を企画

株式会社バンダイナムコエンターテインメントが手がける「アイドルマスター」（通称：アイマス）の20周年を記念し、アイドル所属事務所「765プロダクション」の皆さんに聞く架空インタビュー企画「大人へのなり方」を制作しました。

メインターゲットは、20周年を機にアイマスへ関心を寄せたファン層。「アイドルを深く知りたい」「実在の人物のように感じたい」という潜在ニーズを捉え、熱量の高いファンとのエンゲージメントを創出しました。

「大人へのなり方」をインタビューテーマに、ミラシルが発信する「暮らし」「健康」「お金」といった主要テーマに結びつけ、読者が「努力して輝くアイドルの精神論を知ることで、自分も頑張ろうと思える」という、人生をより豊かにするヒントとなる情報の発信を目指しました。

また、施策としては架空インタビュー記事だけでなく、4コママンガの制作に加え、インセンティブキャンペーン、そしてSNS、ライブイベントでの告知、アプリゲームとの連動といった多角的な施策を展開。熱量の高いファン層とのエンゲージメントを深め、ミラシルへの流入を促進しました。

企画・制作

アイドルへの深い愛着を原動力に。関係性萌えとリアル感を追求した体験設計

本企画の成功の鍵は、「アイドルマスター」ファンが持つアイドルへの深い愛情と、その熱量を捉えた体験設計にあります。インフォバーンは、ファンのインサイトを分析し、以下の3つのポイントを軸に企画設計を行いました。

ファンの心を掴む「関係性」と「リアリティ」の追求
ファンの参加と拡散を促す「インセンティブ企画」
リアルとデジタルを横断し、ファンの熱狂を波及させる施策連携

ファンの心を掴む「関係性」と「リアリティ」の追求

架空インタビュー記事では、ファンが熱狂するアイドル同士の「関係性」と、アイドルが実在するかのような「リアリティ」の2点を追求しました。

彼女たちの会話や掛け合いを通じて、ファンだけが知る関係性の深さや、企画限定の新たな一面を描き出すことに注力。これにより、ファンにとって付加価値の高い、特別なコンテンツ体験を創出しています。

また、「アイドルを、まるで実在する人物のように感じたい」というファンの潜在的な願望に応えるため、インタビューでは「大人へのなり方」や「日々の暮らし」といったパーソナルな質問を設定。

「朝ごはんはごはん派？　パン派？」といった暮らしにまつわる質問から、「デビュー前とデビュー後で社会人になって変わった意識はあるか」「頑張り続けるための方法」といった「大人へのなり方」にまつわる質問も投げかけ、「アイドルの内面や成長を深く掘り下げることで、ファンがより感情移入し、身近に感じられるようなリアリティを追求しました。

また、記事の補完として、4コママンガと4コマ動画マンガも制作し、コンテンツの種類を豊富にすることで、多様なファンの興味を引きました。

天海春香　『りぼんはだいじ』

ファンの参加と拡散を促す「インセンティブ企画」

企画への参加を促すインセンティブとして、ファンがコレクションし、SNSで共有したくなるようなオリジナルアクリルスタンドを制作。会員登録で応募できる要件とし、企画への熱量を直接的に会員獲得への動機づけに繋げました。さらに、ファンによるUGC（ユーザー生成コンテンツ）の創出を促し、企画の認知拡大と、さらなる新規ファンの獲得を狙いました。

「アイドルマスター」の描き下ろしイラストを使用したアクリルスタンドのイメージ — 「アイドルマスター」の描き下ろしイラストを使用したアクリルスタンド

リアルとデジタルを横断し、ファンの熱狂を波及させる施策連携

本企画の認知拡大施策においては、各施策が連携し、情報の拡散とメディアからの流入が起こるよう設計しました。

まず、さいたまスーパーアリーナで開催された「THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2」にて、コラボの実施と本記事の掲載を予告する動画を上映。熱量の高いコアファンへ直接リーチし、記事公開への期待感を醸成しました。

次に、その熱狂をオンライン上の話題へと繋げ、記事への流入を促進するため、40万人以上のフォロワーを持つアイドルマスター公式Xや、アイドルマスターポータルサイト、PR TIMESなど13の外部メディアでの告知を展開。各媒体が取り上げやすいよう情報設計を行い、ファンコミュニティはもちろんのこと、外へも情報を波及させました。