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現場のリアルな姿を発信する、企業パーパスを体現したオウンドメディア「gemba」のリニューアル

パナソニック コネクト株式会社

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●‟「現場」を探求する”パナソニック コネクトの公式オウンドメディア「gemba」
●パーパスである「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」を実践するメディアとしてリニューアル
●コンテンツ制作を中心に同メディアの運用を支援


Outline

プロジェクト概要

パーパスを体現するオウンドメディア

パナソニック コネクト株式会社(以下コネクト)は、パナソニックグループにおいて、B2Bソリューション事業成長の中核を担い、顧客起点でお客様の「現場」に貢献するソリューションを提供する会社です。「サプライチェーン」「公共サービス」「生活インフラ」「エンターテインメント」分野向けの機器開発から販売、並びに、システムインテグレーション・施工・保守、およびサービスを含むソリューションを提供しています。

インフォバーンは、コネクトの前身であるパナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社の時代から、サプライチェーンの専門メディアとして立ち上げた同社のオウンドメディア「GEMBA」に関わってきました。本プロジェクトでも方針策定段階から公開まで伴走しています。

2022年4月に、コネクトが発足しパーパスの策定を経て、コーポレートコミュニケーションの基点として機能するためのオウンドメディアとしてリニューアルを開始しました。幅広い事業領域や企業人格を発信するためにコンセプトを一新し、サーバーやCMSなどのインフラをコネクトの基盤に移管。そこで生まれたのが、コネクトのパーパス「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」を体現するオウンドメディアとしての新しい「gemba」です。

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公式オウンドメディア「gemba」を刷新 ~企業パーパスに基づき“「現場」を探求する”をテーマに、パナソニック コネクトの社員やリーダーのリアルな姿を発信~

クライアント
パナソニック コネクト株式会社

制作期間
2023年5月~2024年3月

担当領域
・プロジェクトマネジメント
・要件定義(システム要件定義を除く)
・UI設計
・デザイン(ロゴ・イラストを除く)
・旧CMSからのデータ移行(約200記事分)

Concept

コンセプト設計

キーワードに基づいて5つの重点領域を策定

“「現場」を探求する”という新しいコンセプトは、コネクトの自社向け生成AIであるConnectAIを活用し策定しました。ブランドパーソナリティを言語化し ConnetAIでまとめる、という作業を繰り返して『「現場の未来」を探求するプロフェッショナル』というキーワードを抽出。そのキーワードをもとに、リニューアル後に発信したいコンテンツ企画をイメージしながら、コネクトが重点的に訴求すべき領域として以下の5つのカテゴリーを定め、カテゴリーごとに編集方針を立てて運用しています。

1. “Leadership” 「現場」の探究者たち
2. “Workplace” 私たちの「現場」
3. “Innovation” 「現場」のイノベーション
4. “Sustainability” サステナビリティの「現場」
5. “Products & Solutions” ソリューションと「現場」

5つのカテゴリーを含むロゴはコネクトのデザイン&マーケティング本部所属のデザイナーが制作。デザインとマーケティングが融合した組織ならではのコミュニケーションを実践しています。

Approach

手法と施策

 ユーザービリティを意識したサイト設計

インフォバーンはさまざまなオウンドメディアを運用しているプロフェッショナルとしての知見を生かして、ユーザーの読みやすさとメディアとしての価値を両立するサイト設計を提案しました。その一例として、記事ページの可続性を担保するためDrupal(CMS)テンプレートの新規開発を提案。記事の冒頭にConnetAIによる記事内容の要約を掲載することでUXを向上させています。

さまざまな施策と連動させ、立体的なストーリーとして発信

複数の記事で構成される「特集」単位で企画することで、立体的に情報を発信。オウンドメディア単体ではなく、広報やブランディングなど、さまざまなマーケティング施策と連動することで、ソーシャルインパクトの最大化を狙っています。

【事例】物流倉庫の効率化でラピュタロボティクス社との業務提携(2024年3月8日)

パナソニック コネクトが展開した「トラックの荷待ち時間」が「2024年問題」解決の鍵であることを訴求するIMC(統合型マーケティングコミュニケーション)活動の中で、gembaも多面的なコンテンツ制作を通じて貢献しました。

1. CTOのインタビューをgembaで記事化し、発表の背景にある技術戦略を事前に解説。メディアのレディネス(準備性)を高めることが目的。(結果的に、記者会見には50メディアが出席し100を超えるメディア露出を獲得)

2. エバンジェリストとラピュタ社CEOの対談記事・動画をgembaで制作、SNSで広告展開。50万以上のインプレッションを獲得

3. 協業に関わるエンジニアの座談会をgembaで記事化。ロボティクス技術領域でのさらなる協業パートナーを募集

本取り組みによりSNS(X)上で「2024年問題(荷待ち)」約1/3のShare of Voiceを獲得しました。
※2024年3月の実績。パナソニック コネクト調べ

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Output

成果と展望

サイトを2024年3月に刷新して公開

2024年3月22日(金)より、リニューアルしたサイトが公開されています。

ユーザーからの質的な評価を重視しEngagement Rate(100%-直帰率)を指標にしながら、量的にもPV/UU数などの指標で前年比での成長をめざしてメディアを運営しています。

また、コネクトが月次発行しているニュースレターに「gemba」のコンテンツを掲載することで潜在顧客やパートナーとの継続的な関係構築にも貢献しています。

パナソニック コネクトのパーパス「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」を実践し、日々アップデートされるコネクトの「現場」を発信するために、インフォバーンはパートナーとして伴走を続けて参ります。

Voice

クライアントの声

インフォバーンさんには様々な専門家が揃っています。コンテンツ制作に関わるディレクターやプランナーのイメージが強いかも知れませんが、今回のプロジェクトでは、的確な進行管理や交渉の窓口を担うアカウントプランナー、UI/UXの知見が豊富なアートディレクター、テクニカル面を支えるWebディレクターなど、様々な専門的スキルを持つメンバーが集まり、チーム一体となって「gemba」のリニューアルを推進してくださいました。
現在もパートナーとして日々のサイト運営をご支援いただいており、感謝しています。

パナソニック コネクト株式会社
鈴木 恭平様

Member

制作体制

アカウントプランナー|平石勝哉
Webディレクター|遠藤剛
コンテンツプランナー|大里耕平
コンテンツディレクター|丸山佑介・島田怜於
アートディレクター|大槻崇人