プロジェクト概要

株式会社DTS(以下、DTS)の定期株主総会に向け、「事業概況」「中期経営計画」を説明する動画2本を制作しました。今回のプロジェクトの最大のポイントは、新中期経営計画のスタートに合わせ、ブランドのトーン&マナーを刷新したことにあります。

動画はこれまでの構成を踏襲しつつ、ビジュアル表現を刷新。図版デザインの品質向上やモーショングラフィックスの活用により、複雑な経営情報の直感的な理解を促しました。さらに顧客の生の声を反映したユースケースも追加し、説得力を高めました。結果として、株主への効果的な情報伝達に貢献しました。

課題
・新中期経営計画にふさわしい、トーン&マナーの刷新
・「情報の整理」と「直感的な理解」の両立
・約1.5ヶ月という短納期での高品質な2本同時制作
成果
・高品質なビジュアル設計による、先進性と分かりやすさの両立
・株主からの高評価と、IRコミュニケーションの質の向上

クライアント

株式会社DTS

担当領域

コンテンツ制作

期間

2025年4月~2025年6月

限られた時間の中、顧客インタビューも交えたIR動画を長尺で2本制作いただきました。 正確でありながら、未来への取り組みもある程度の熱量をもって伝えていくという難しい課題でしたが、 スタッフの皆様が真摯に向き合い、チームワークよく応えていただきました。

株式会社DTS 広報部ご担当者様

プロジェクト詳細

株主の理解を深める、シンプルかつ洗練されたIR動画へ刷新

DTSが掲げる「未来志向」という先進性を具現化するため、定期株主総会における情報共有の質を追求。投資家が最も重視する「企業の成長性」を直感的に伝えるべく、情報設計とデザインの両面で、可視性に優れたシンプルかつ洗練された表現を構築しました。

具体的には、これまでの動画が持っていた誠実なトーンを尊重しつつ、色の配色設計を工夫することで、より明るく、かつ信頼感のある質感を生み出しています。また、図版のブラッシュアップとモーショングラフィックスの活用により、複雑な情報でも直感的に理解しやすくしました。

加えて、成長性を可視化するユースケースの新規撮影を行い、コンテンツの説得力を高めています。ブランドガイドラインに準拠しながら、見やすさや読みやすさを徹底的に追求し、IRコミュニケーションの質をさらに向上させました。

手法と施策

情報伝達の精度を高めることを目指し、以下の3つの柱でプロジェクトを推進しました。

  • 「分かりやすさ」を追求する、シンプルで洗練されたビジュアル設計
  • モーショングラフィックス専任体制によるクオリティ担保
  • 実写インタビューの実施によるリアリティと説得力の向上
2024年度から2027年度にかけて売上を532億円から650億円に伸ばす目標数値を示した棒グラフ。成長の主軸となる「フォーカスビジネス」の大幅な増加が強調されている。
中期経営計画動画より抜粋

「分かりやすさ」を追求する、シンプルで洗練されたビジュアル設計

複雑な経営情報や事業戦略を直感的に理解できるよう、デザイン要素を最小限に絞り込みました。

「大きな文字」「太字」を原則とし、複雑な袋文字を避けて、テレビのテロップのように一目で判読できるサイズを設定しました。

さらに、1スライド1メッセージを徹底し、構成段階からコピーを短く削ぎ落とすことで、視聴者が一度に処理する情報量を最適化しました。

2025年から2027年にかけての「2nd STAGE」における3つの主要施策を示す図解。成長、パートナーシップ、効率化をイメージさせるアイコンが並んでいる。
中期経営計画動画より抜粋

モーショングラフィックス専任体制によるクオリティ担保

約1ヶ月半というタイトな期間の中で高い表現精度を実現するため、モーショングラフィックスの専任デザイナーを含む特別チームを編成しました。

静止画の図版をただ動かすのではなく、アニメーションで情報の「流れ」を生み出すことで、数値の変化や成長のプロセスを視覚的にわかりやすく強調しました。

2027年度に向けた、エンゲージメントスコア、女性管理職・取締役比率、社外取締役比率の各目標数値を可視化したグラフ。
中期経営計画動画より抜粋。赤の強調部分を動かすことで、情報が伝わりやすいよう工夫している

本プロジェクトはDTS社内のさまざまな関係者が関わったため、デザイン制作の初期段階で図版サンプルを作成し、求めるトーンやデザインの方向性について丁寧に認識を合わせました。

デザインコンセプト「クリア」のムaードボード。白・グレー・赤の配色、Noto SansやDINフォントの使用、数値を強調したスマートなレイアウト案などがまとめられている。
デザインの方向性の一つである「クリア」を定義するためのムードボード

実写インタビューの実施によるリアリティと説得力の向上

情報の透明性と信頼性を高めるため、顧客の生の声を届ける実写のユースケースを新たに制作しました。

DTSグループのサービスが実際にどのように社会に貢献しているかを、インタビュー形式で具体的に紹介。素材映像だけでは伝わりにくい「人の魅力」や「事業のリアリティ」も丁寧に表現し、より説得力のあるコンテンツに仕上げました。

成果と展望

今回のプロジェクトで制作した動画は、定期株主総会における情報共有という主目的の達成に寄与しただけでなく、企業の重要なメッセージを象徴する資産として、今後の多様なコミュニケーション活動においても広く活用いただける、価値の高いコンテンツとなりました。

インフォバーンは、複雑な経営情報や事業戦略をビジュアルと言葉の両方でわかりやすく伝えるノウハウを生かして、クライアント様のステークホルダーに効果的なメッセージを届けることで、企業の持続的な成長を積極的に支援していきます。

制作体制

プロジェクトマネージャー|白濱久史
アートディレクター|上野菜美子
コンテンツディレクター|上田平紗佳

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